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弁護士の八代英輝氏(60)が13日、TBS系「ひるおび」(月〜金曜午前10時25分)に生出演。「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家野崎幸助さん(当時77)に覚醒剤を飲ませて殺害したとして殺人罪に問われた元妻須藤早貴被告(28)の裁判員裁判で、和歌山地裁が無罪判決を言い渡したことについて言及した。
地裁は、須藤被告が入手したものが「氷砂糖であった可能性は否定できない」とした。八代氏は「これは判決文を書くときのクセだと思います」とした上で、「氷砂糖と覚醒剤の結晶、って非常に似ているんですよ。見分けつかない、外見から」と説明した。出廷した密売人2人のうち1人が、被告に売ったのは覚醒剤ではなく氷砂糖だったと証言し、殺害方法の検察側立証が揺らいでいた。
八代氏は「ここの判決文で問題なのは、覚醒剤か氷砂糖か、ではなくて、覚醒剤と確定できない、っていうこと」とし、「覚醒剤であると断定できない、ということを正確に書く部分が、判決文を書くクセで、氷砂糖だった可能性も排除できないってことになったんだと思います」と話した。
MC恵俊彰(59)は「なんとなく知識もないと、氷砂糖なんて嘘八百って意味かなと思っていたら。結晶、似てるんだ」とあらためて証言の重みについて感心していた。
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