フリーアナウンサーの笠井信輔(61)が13日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた、天海祐希(57)の主演映画「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」(中田秀夫監督)初日舞台あいさつのキャスト登壇時に、なにわ男子の大橋和也(27)を「なにわ男子・高橋和也さん」と呼び間違えた。全キャストの登壇が終わると、笠井は「大橋和也さん、ちょっと失礼しました」と謝った。
大橋から「メンバーにも言われるんで」とフォローされると、笠井は「私、何年、この仕事をやっているんでしょう?」と照れ笑いを浮かべたが、再び「大橋さん…高橋さん、大橋さん」と間違えた。その流れで「私の台本の振り仮名が間違っていました」と、混乱の原因を自ら明かした。大橋も「大橋です」と言い、笑った。
笠井は、俳優陣に不思議現象を問う質問で、スクリーンに出た、上白石萌音(26)の回答「マスクが神隠し」も「マイクが神隠し」と読み間違えた。これには、天海も「マスクです。疲れていますか?」と心配顔になり、大橋からも「調子、悪いですね?」と気遣われた。笠井は全国100館にライブビューイングされていることを踏まえ「100館、生中継なのに…まずいですね」と苦笑した。
いつになく精彩を欠いた笠井だったが、上白石に劇中で演じた謎の駄菓子屋「たたりめ堂」店主よどみにちなんだ呼び名を付け、会場を沸かせた。自身初となる悪役に挑戦した上白石が「メチャクチャ楽しかった。この何十年、よどんだ私の中の、よどんだ感情…この何十年、ため込んできた」と口にすると、笠井はすかさず「実は上黒石だったんですか?」と切り返した。上白石が「上黒石です、本当は!」と力を込めると、大橋も「うまいこと、言いますな!」と絶賛。笠井も「ちょっと今、思い付いたもので」と“失地挽回”に満面の笑みを浮かべた。
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