手塚治虫の名作「火の鳥」の大型展覧会が開催、原画や映像など800点以上の作品を披露

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2024年12月14日 15:01  Fashionsnap.com

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<プロローグ 火の鳥・輪廻シアター イメージパース> ※イメージ画像


 六本木の東京シティビューが、手塚治虫の名作漫画「火の鳥」の大型展覧会「手塚治虫『火の鳥』展 -火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡=宇宙生命の象徴-」を開催する。会期は2025年3月7日から5月25日まで。

 「火の鳥」は、1954年に学童社の漫画雑誌「漫画少年」で連載を開始。「生きること、死ぬことの意味は何か」をテーマに、作中では火の鳥を時空を超えて変容するいのちの象徴として描き、輪廻転生の生命観を示している。紀元前から西暦3000年を超える未来までの時間軸と、邪馬台国から宇宙の彼方までが舞台となった同作は、「少女クラブ」や「COM」など掲載誌を変えながら、35年間にわたって連載。作品は未完のまま終了している。
 同展では、生物学者 福岡伸一の企画監修のもと、手塚の手掛けた壮大な物語を「生命論」の視点から読み解く。原画を中心に、映像や関連資料、作品の世界観を表現したグラフィックなど800点以上の作品を披露する。
 会場は、プロローグに始まり3つの章で構成。創作の原点や複雑な物語構造を紐解く第1章「生命のセンス・オブ・ワンダー」、手塚が作品を通して示した「生命とは何か」という問いへの答えを読み解く第2章「読む!永遠の生命の物語」、未完のまま終わった物語の結末への一つの答えを提示する第3章「未完を読み解く」を通して、手塚の作品の魅力や筆致を体感できる内容となっている。
 エントランスでは、「プロローグ 火の鳥・輪廻シアター」と題した没入感のある映像作品を展開。複数の大型モニターや空間全体を駆使し、作品の名シーンの数々をダイナミックに表現する。映像作品は、監修の福岡が提唱する「動的平衡」のコンセプトムービーを制作した、デザイナーの中村勇吾が手掛けた。

■手塚治虫「火の鳥」展 -火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡=宇宙生命の象徴-会期:2025年3月7日(金)〜5月25日(日)会場:東京シティビュー所在地:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階開館時間:未定入館料:未定主催:東京シティビュー企画監修:福岡伸一企画協力:手塚プロダクション・朝日出版社後援:J-WAVE問い合わせ:東京シティビュー 03-6406-6652(受付時間 10:00〜20:00)※その他の詳細情報は順次公開予定。公式サイト

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  • 太田美術館(原宿)もそうだけど、開催される場所が六本木っていうのが最大のハードル。
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