のん演じる加代子の80年代スタイルに注目『私にふさわしいホテル』

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2024年12月14日 15:01  cinemacafe.net

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『私にふさわしいホテル』(C)2012 柚木麻子/新潮社 (C)2024「私にふさわしいホテル」製作委員会
柚木麻子の原作を映画化した『私にふさわしいホテル』よりスタイリスト・中村のんがスタイリングを担当した、のん演じる加代子の5ポーズの写真が公開された。

本作は、新人賞を受賞したものの、文壇の大御所・東十条宗典(滝藤賢一)の酷評により不遇な新人作家・中島加代子(のん)が、大学時代の先輩で編集者の遠藤道雄(田中圭)の助けを借り、文壇でのし上がる痛快逆転サクセスストーリー。

80年代を舞台にした本作では、堤幸彦監督が信頼を寄せるスタイリスト・中村のんが手掛けたスタイリングが注目されている。この度公開された加代子の5つのスタイリングは、昭和の雰囲気を見事に再現し、作品の世界観を引き立てている。

まず1枚目は、加代子が“初”の新人賞を受賞した時のスタイリング。淡いピンクベージュのワンピースは、大きな白い襟が特徴的で、クラシックな中にも可愛らしさを感じる。

さらに、黒のストラップシューズを組み合わせることで、全体的に清楚で上品な印象を演出しつつ、どこか初々しい新人らしさも感じるスタイリングである。

2枚目は、加代子が山の上ホテルに宿泊した時のスタイリング。80年代を彷彿とさせるトラッドな要素と落ち着いた色味が印象的だ。

ブラウン系のチェック柄ジャケットを主役に、フリルのあるハイネックトップスでフェミニンさを加え、ブルーのフレアスカートが全体を軽やかにまとめている。さらに、鮮やかな赤いベレー帽がアクセントとなり、ノスタルジックな雰囲気を醸し出している。

3枚目は、加代子が書店に自著を売り込みに訪れる時のスタイリング。パープルのジャケットに鮮やかな花柄のベストを組み合わせ、全体にヴィンテージ感のある雰囲気が漂う。

ボトムスにはボリューム感のあるベージュのチュールスカートを取り入れ、フェミニンさと軽やかさを加えたスタイリングとなっている。

4枚目は、加代子がペンネームを変え、有森樹里として新人賞を受賞した際のスタイリング。ショートヘアに艶やかなブラックのアシンメトリードレスを纏い、上品さと大人っぽさが際立つ装いとなっている。

足元にはブーツやストラップシューズではなくヒールを合わせており、いままでとは違った雰囲気を感じるスタイリングとなっている。

5枚目は、編集者・遠藤とともにスナックで飲み明かす時のスタイリング。オーバーサイズの鮮やかなグリーンのジャケットを主役に、ポップな色使いが目を引く幾何学模様のネクタイを合わせ、遊び心のあるアクセントを加えている。

ヘアスタイルには細めのヘアバンドをプラスし、ナチュラルなウェーブヘアとともに、顔周りにレトロな可愛らしさをプラス。カジュアルな中にもエレガンスを感じさせる。

堤監督も「のんさんはもう完全に“加代子”でした。スタイリスト・中村のんさんの衣装を完璧に着こなして、『昭和にはこういう人が本当にいたんだろうな』と思わせることに成功している」と述べている。

『私にふさわしいホテル』は12月27日(金)より全国にて公開。





(シネマカフェ編集部)

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