<不安と暴言>1人行動を極端にイヤがるわが子。ひとりぼっちの子を揶揄うのは良くないのでは?

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2024年12月14日 19:30  ママスタセレクト

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常に誰かと一緒に行動をしないと不安がる子、いますよね。投稿者さんのお子さんも常に誰かとともに行動していないと、かなり不安な状態になってしまうのだとか。困り果てた投稿者さんは、問題解決のためにママたちに悩みをもちかけたようです。
『小3になる娘が1人になることを極端にイヤがります。とくに学校生活で1人行動になることをイヤがるようで……。1人になるとわかった途端、キレたり泣きわめいたりします。その影響かどうかはわかりませんが、1人行動ができる子に対し「あいつはボッチだから」などとからかうことがあるようです。小3ぐらいの女の子ってこういう行動をするものですか?』
小学校入学当初は、1人で行動することに対しとくに反応することはなかった投稿者さんのお子さん。なぜか2年生の後半から、やたら1人行動に対し拒否反応を起こしはじめたのだとか。しかも反動から、1人行動ができるクラスメイトをからかうような行為を取りはじめてしまったのだそう。これは投稿者さんもさぞお困りのことでしょう。このような問題、どうすればいいのでしょう。

問題は2つ。1人で行動できないこと、1人行動する子を馬鹿にすること



投稿者さんのお話を紐解くと、問題は2つありますよね。お子さんが1人で行動できないことと、1人で行動できる子へのからかい。1人で行動できるようになれば、自然とからかいもなくなるのではないかと思われますが、実際の所どうすればいいのかわからず、投稿者さんはお困りなのかもしれません。ただ、1人になるとわかった途端、キレたり泣いたりするほどですから、メンタル面で不安や恐怖を抱えている可能性もありそうですよね。こうなると、お子さんだけで解決することはかなり難しいかもしれません。

問題解決へ向けてできることは?


今回の投稿者さんのお悩み、どのように解決していけばいいかを考えてみましょう。

子どもの声に耳を傾ける


このような状況の場合、一番に行いたいことはお子さん自身の声に耳を傾けることかもしれません。お子さんは1人になることへの恐怖や不安が大きい状態のようですので、子どもの話を聞かずに親が先回りをしてしまうと、子どもが口を閉ざして何も話してくれなくなる可能性があります。そうならないように、まずは話を聞いてあげてはいかがでしょう。話を聞いた上で、子どもが抱えている問題を洗い出し、順序をつけて1つずつ解決していけばクリアできる可能性も出てきそうです。

学校に相談をする


お子さんの話を聞くことを第一とし、並行して学校に相談することも視野に入れてもいいかもしれません。投稿者さんのお子さんはまだ小3ですから、うまく自分のなかで抱えている問題を言語化できない可能性もあるでしょう。また、他の子をからかうのは、不安や恐怖、被害妄想が起きてしまっているからかもしれません。そうなるといじめなど、問題がさらに大きくなる……なんてことも。だからこそ担任に一度相談し、家庭と学校で手を取り合い、お子さんをサポートしてあげれば問題解決に近づくかもしれません。ママだけでは解決策が見いだせないこともあるでしょうから、学校側の知恵と経験をお借りして、お子さんの抱えている問題解決を目指してみてはいかがでしょう。

スクールカウンセラーなどの専門家に頼る


お子さんに対し、「1人で行動することはカッコ悪いことではない」と時間をかけて伝えていくことは大事でしょう。しかし、根が深い問題になってくると、素人判断が今後に悪影響を及ぼす可能性も出てくるかもしれません。小3ともなれば、そろそろ多感な時期に入っていきますので、今後の成長を考えると、思い切って早めにスクールカウンセラーなどの専門家に相談することも考えてみてはいかがでしょう。お子さんも、親や先生以外になら話せることもあるかもしれません。そこに解決への鍵が隠されていればラッキーと思うぐらいでいいと思います。苦しんでいるお子さんのためにも前向きに検討してみてはいかがでしょう。

一過性かどうか、判断は慎重に



1人行動をイヤがることについては、成長過程の上で起こる一過性のものかもしれません。その場合は時間が解決してくれる可能性もありますので、丁寧に声がけをして諭していくことで問題解決につながるかもしれません。

しかし筆者には、自分ではどうにもならない恐怖や不安といった感情がコントロールできず、キレる・泣き叫ぶといった行動につながっているようにも思えます。一過性のものであればいいのですが、長引くとお子さんの心が疲弊してしまいそうですよね。その結果、さらにエスカレートした他害行為へと発展してしまったり、自分に矛先を向けてしまったりする自傷行為が起こらないかも心配です。杞憂なら良いのですが。

どう転ぶかをママだけで判断することは本当に難しいことかもしれませんので、お子さんのためにもママのためにも、学校や専門機関に相談し、問題解決へと歩みだしてみてはいかがでしょう。

文・櫻宮ヨウ 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko

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