最近、YouTubeがいわゆる“デスク紹介系YouTuber”の動画をサジェストしてくるようになった。筆者がデスク紹介連載「IT企業デスクツアー」をやっているからか、原因は不明だが、興味本位でいくつか見ている。
で、気付いたことがある。理由は分からないが、デスク紹介系YouTuberがみんなデスクマットを使っているのだ。ブラックフライデーセールのとき「みんな使ってるってことは役立つのかなー」と軽い気持ちで買って使ってみたら、今更ながらとあることに気付いた。
●これは便利さのためのアイテムではない
これはもう見た目のためのアイテムで、機能性のためのアイテムではない。少なくとも記者にとってはそうだった。まぁ、言ってしまえばデスクに乗せるマットというだけなので、当たり前だが。
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筆者が購入したのはサンワサプライのフェルト製マット。価格は1500円程度だった。YouTuberよろしく、キーボード、マウス(トラックボール)、アームレストなどを載せて使ったが、以前と比べて何が便利になった、みたいな感想は特にない。
しいて言うなら机のほこりが若干目立ちにくくなる、キーボードなどをマットに載せてまとめて動かせるという利点はあったが、劇的な変化ではない。机の天板が良質なものであればキズ防止の意味もあったかもしれないが、筆者の机はそこまで上等なものではない。
マットの中にはタイピング音の軽減や、キーボードの滑り止めを強みとして挙げる製品もあるが、筆者はもともとどちらにも困っておらず、特に実感もなかった。使っている机の素材など、利用環境によっては実感できるかもしれない。
●じゃあいらない……わけではない
しかし「じゃあ買う意味ないじゃん!」といわれると、そうでもない。先ほども話したが、これは見た目のためのアイテム。デスクをスタイリッシュに見せるためのものだ。そして、1500円〜2000円くらいでその効果が出るなら安いと、筆者は思う。
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在宅勤務の多い環境なので、仕事場を充実させて気持ち良く仕事ができるなら、それに越したことはない。マウスパッドが不要になるし、デスクの上にスマホやデバイスを多少乱雑に置いても、なんとなくスッキリして見えるので、片付け下手には重宝する。
映像や写真をたくさん撮るインフルエンサーが便利に思うのも納得だ。デスクのレイアウトを考えるのが好きなら、あるだけで楽しいアイテムかもしれないし、筆者も値段相応には満足している。ただまぁ、「デスクマット激推し」みたいな文句で高いマットを勧めるインフルエンサーを、若干疑いの目で見るようにはなった。
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