ウルヴァーハンプトン(ウルヴス)を率いるガリー・オニール監督が、チーム状況について語った。14日、イギリスメディア『BBC』が伝えた。
ウルヴスは14日にプレミアリーグ第16節でイプスウィッチと対戦。後半アディショナルタイムに失点し、残留争いのライバルとの直接対決に敗れて4連敗を喫した。
試合終了後、フラストレーションを爆発させたアルジェリア代表DFラヤン・アイト・ヌーリとブラジル代表FWマテウス・クーニャが相手選手との口論に発展。特にアイト・ヌーリは試合後に2枚目のイエローカードを受け取り、次節レスター戦で出場停止となった。
オニール監督はイプスウィッチ戦後、「選手たちが一線を越えたとき、私は厳しく彼らを罰する。ラヤンは私がどう感じているかすでに分かっているだろう。2枚目のイエローカードをもらい、次節の出場が不可能になれば、悲惨な結果を招きかねないからだ」と、感情をコントロールできなかったアイト・ヌーリを公の場で批判した。
先週にはガボン代表MFマリオ・レミナも試合後の相手や味方と口論に発展し、オニール監督は同選手からキャプテンの座を剥奪していた。立て続けのトラブルにオニール監督も辟易しているようだ。
「どんなにストレスにさらされても、コントロールし続けなければならない。それ(相手との対立)が何のためなのかはわからなかった。先週も(レミナの件で)示した通り、私たちはそういうことに真剣に対処している。迷惑な話だ。選手たちはプレッシャーの中で的確な判断を下すことの重要性を理解する必要がある。このようなことに対処する以前に、私たちにはやるべきこと、修正すべきことが山積みだ」
失点数は今季リーグ戦で最多の「40」。成績不振を受けて自身が解任される噂も飛び交う中、「クビになるとは思っていない」とオニール監督は明言した。「自分の立場には興味がない。自分が毎日している仕事も、自分たちが置かれている状況もわかっている。人々は私に矛先を向けることができるが、責任の一部は選手たちにもある。あの選手たちが準備万端の状態に持っていくために、今は私が必要なんだ。クビを告げられるその日まで、私は彼らのために、彼らとともに戦い続ける」と改善への意欲を示している。
【試合ハイライト動画】ウルヴス 1−2 イプスウィッチ