サウサンプトンは15日、ラッセル・マーティン監督を解任したことを発表した。
サウサンプトンは2023年7月に現在38歳のマーティン監督を招へいし、昨季チャンピオンシップ(2部)を4位で終え、昇格プレーオフを制して1年でのプレミアリーグ復帰を果たした。
日本代表DF菅原由勢らが今夏に加入して迎えた今シーズンは、カラバオ・カップでは準々決勝まで駒を進めている一方、プレミアリーグでは開幕から苦戦。4連敗スタートとなると、白星は第10節のエヴァートン戦(1−0)のみにとどまっており、2分け12敗と最下位に低迷している。
そんななか、15日にはプレミアリーグ第16節でトッテナムと対戦したが、前半に5失点を喫してホームで0−5で大敗。13敗目を喫して残留圏内の17位レスターまで勝ち点「9」差に広がったことから、サウサンプトンはマーティン監督の解任に踏み切った。なお、後任は未定となっており、正式な指揮官を迎えるまで、U−21監督のサイモン・ラスク氏が暫定的にチームを率いることも明らかになっている。
マーティン監督解任に際し、サウサンプトンはクラブ公式サイトで以下のように声明を発表している。
「シーズン開幕を迎えるにあたって、世界最高かつ最も競争の激しいリーグで戦う生活に最適応する中で、今年直面するであろう課題は誰もが認識していた。しかし、私たちの状況の現実は明らかだ。上層部はラッセルと彼のスタッフをサポートして、私たちの期待についてオープンかつ明らかにしてきた。だが、私たちは全員、結果を改善する必要性が緊急に必要であることを認識して同じ考えを持っている」
「この機会に過去18カ月間でピッチ内外でクラブに注いでくれたラッセルと彼のスタッフの努力と献身性に感謝したいと思う。サウサンプトンに関係するすべての人は昨シーズン、特に5月のプレーオフ決勝戦で勝利した素晴らしい思い出をいつまでも忘れないだろう」
【ハイライト動画】サウサンプトンvsトッテナム