セルティックに所属するFW前田大然に高評価が与えられている。
スコティッシュ・リーグカップ決勝が15日に行われ、セルティックはレンジャーズと対戦。41分に先制点を許したものの、56分にグレッグ・テイラーが同点弾を決めると、60分には相手の隙を見逃さなかった前田が貴重な勝ち越しゴールを挙げた。
その後、75分に追いつかれると、87分にはニコラス・ゲリット・キューンが勝ち越し弾を決めたが、88分に再び同点弾を許し、3−3で90分が終了。延長戦でも決着はつかず、PK戦に突入すると、4人目のキッカーを務めた旗手怜央と5人目の前田が成功させ、セルティックが5−4でPK戦を制し、2シーズンぶり22度目のリーグカップ制覇を達成した。
試合後、選手採点を発表したスコットランドメディア『グラスゴー・ワールド』はこの試合にフル出場し、貴重なゴールを決めたほか、PK戦の最後のキッカーを務めた前田にチーム最高タイとなる「8」点をつけた。
寸評では「ほぼ瞬時にスピードを活かしてインパクトを残し、チャンスがあればディフェンダーを翻弄した。(ジェームズ・)タヴェルニエとの対戦では静かだったが、ゴールを決めるのがとてもうまく、レンジャーズが明らかに抑え込もうとしていた選手だった。勝負を決めるPKを決めた」と賛辞が送られている。
また、この試合フル出場し、PK戦でキッカーを務めて勝利に貢献した旗手怜央には「6」点がつけられ、「質の高いプレーを見せたけど、試合に出たり入ったりするプレーが目立った。トップクラスの選手に見える時もあれば、見分けるのが難しい時もある」と評価されている。
一方、先発出場して76分までプレーした古橋亨梧には「4」点がつけられ、「試合中ずっとプレッシャーをかけ、攻め続けたが、なぜか後半は得点を決めることができなかった。それ以外は静かだったが、(2失点目のモハメド・)ディオマンデのシュートは彼に当たってゴールに入ってしまった」と厳しい評価が下されている。
【ハイライト動画】セルティックvsレンジャーズ