【速報】猪苗代湖ボート事故で逆転無罪　仙台高裁　2020年8歳児ら3人死傷　「前方注意したからと言って確実に被害者を発見できたとは言えない」裁判長

2020年に福島県の猪苗代湖で3人が死傷したボート事故の控訴審で、仙台高裁は1審の判決を破棄して被告に無罪の判決を言い渡しました。

福島県いわき市の元会社役員・佐藤剛被告（47）は、2020年に猪苗代湖でボートを操縦して親子などをはね、豊田瑛大さん当時8歳を死亡させるなどしたとして、業務上過失致死傷の罪に問われています。

一審の福島地裁では、佐藤被告の過失を認め、禁錮2年の実刑判決が言い渡されていましたが、弁護側は判決を不服として控訴していました。

きょうの控訴審の判決公判で仙台高裁の渡邉英敬裁判長は「前方を注意したからと言って確実に被害者を発見できたとは言えない」として、一審の禁錮2年の判決を破棄し、佐藤被告に無罪を言い渡しました。