日本プロサッカー選手会(JPFA)は16日、「JPFA J1アワード2024」の受賞者を発表。ヴィッセル神戸に所属するFW武藤嘉紀が最優秀選手賞(MVP)に輝いた。
2022シーズンより新設された、シーズンを通して活躍したJPFA選手を表彰する「JPFAアワード」は今回が通算3回目の開催。明治安田J1リーグのMVPには、神戸の同リーグ連覇および天皇杯との国内2冠に大きく貢献した武藤が選出された。今シーズンはJ1リーグで37試合に出場し13ゴール7アシストをマーク。第37節の柏レイソル戦では、1点ビハインドで迎えた後半アディショナルタイムに値千金の同点ゴールを挙げ、結果としてチームは最終節を前に自力優勝の権利を死守することとなった。
神戸の選手がJPFA選出のJ1リーグMVPを獲得するのは、昨シーズンの大迫勇也に続いて2年連続。なお、武藤は10日に開催された「2024Jリーグアウォーズ」でもMVPに選出されており、個人での“2冠”達成となった。
J1ベストイレブンには連覇を達成した神戸から山川哲史、扇原貴宏、井手口陽介、大迫、武藤の最多5名が選出。そのほか、サンフレッチェ広島から3名、ガンバ大阪、鹿島アントラーズ、川崎フロンターレからそれぞれ1名ずつが選出されている。
J2リーグおよびJ3リーグのMVPはすでに発表されており、J2はジェフユナイテッド千葉のFW小森飛絢、J3は大宮アルディージャのFW杉本健勇がそれぞれ選出されている。今月26日には海外で活躍する選手も含めたJPFA全体のベストイレブン、「JPFA J1アワード2024」表彰式当日となる27日にはMVPが発表される予定だ。
今回発表されたJPFA選出のJ1ベストイレブンは以下の通り。
▼GK
大迫敬介(サンフレッチェ広島)
▼DF
中谷進之介(ガンバ大阪)
山川哲史(ヴィッセル神戸)
佐々木翔(サンフレッチェ広島)
▼MF
扇原貴宏(ヴィッセル神戸)
井手口陽介(ヴィッセル神戸)
東俊希(サンフレッチェ広島)
▼FW
鈴木優磨(鹿島アントラーズ)
山田新(川崎フロンターレ)
大迫勇也(ヴィッセル神戸)
武藤嘉紀(ヴィッセル神戸)