マレーシアサッカー協会(FAM)は16日、同国代表の監督にピーター・クラモフスキー氏が就任することを発表した。
クラモフスキー氏はオーストラリア出身の現在46歳。オーストラリア代表や横浜F・マリノスでアンジェ・ポステコグルー監督(現:トッテナム)のアシスタントコーチを務め、2015年のAFCアジアカップや2019年の明治安田生命J1リーグを制覇すると、その後は清水エスパルスやモンテディオ山形の指揮官を歴任。2023年6月にアルベル・プッチ・オルトネダ前監督の後任としてFC東京の監督に就任した。
就任初年度のリーグ戦を11位で終え、2年目の今シーズンは15勝9分14敗・勝ち点「54」という成績を残し、前年を上回る7位でリーグを終えた。しかし、JリーグYBCルヴァンカップではプレーオフラウンド敗退に終わり、天皇杯では3回戦でジェフユナイテッド千葉に敗北。11月には今シーズン限りでの退任が発表されていた。
マレーシア代表は最新のFIFAランキングで132位に位置。FIFAワールドカップへの出場経験はなく、AFCアジアカップでの最高成績はグループステージ敗退となっている。FIFAワールドカップ26アジア予選では、2次予選グループDで3位に終わり、最終予選進出を逃している。
クラモフスキー氏は来年3月に始まるAFCアジアカップサウジアラビア2027の3次予選から指揮を執る見込み。FAMは公式サイトにて「クラモフスキー氏の主な使命は3次予選グループFを突破し、サウジアラビアで開催されるAFCアジアカップ出場の目標を達成すること。そしてFIFAランキングで100位以内に入ること」と発表している。