天皇賞(秋)→ジャパンCと連勝中のドウデュース(牡5、栗東・友道康夫厩舎)が、有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)で史上3頭目の秋古馬三冠制覇を目指す。
ドウデュースは父ハーツクライ、母ダストアンドダイヤモンズ、母の父Vindicationの血統。母は米で重賞2勝。12年の米G1・BCフィリー&メアスプリントで2着の実績がある。
これまで16戦8勝。21年に朝日杯FS、22年に日本ダービー、23年に有馬記念を制覇。今年はドバイターフが5着、宝塚記念が6着と不完全燃焼のレースが続いたが、前々走の天皇賞(秋)で豪快な追い込みを決めて、4つ目のGIタイトルを獲得。メジロマックイーン、メジロドーベル、アグネスデジタル、ウオッカ、ブエナビスタ、ゴールドシップに続いて7頭目となる4年連続JRA・平地GI制覇の偉業を達成した。さらに前走のジャパンCでは早め進出から堂々の押し切り。5歳秋を迎え、今まさに充実期といった雰囲気を漂わせている。
来年から社台スタリオンステーションで種牡馬となるため、今回がラストランとなる。同年に天皇賞(秋)、ジャパンC、有馬記念を全て制する「秋古馬三冠」を達成すれば、00年のテイエムオペラオー、04年のゼンノロブロイに続く大記録で、2億円のボーナス獲得となる。最高の形で第二の馬生へ。現役最強馬の最後の走りを目に焼き付けたい。