TMI総合法律事務所
TMI総合法律事務所(東京都港区)は、今年9月に最高裁判事を定年退官した深山卓也氏が11月1日付で同事務所に入所し、顧問弁護士に就任したと発表した。
深山氏は1954年生まれ。79年3月東京大法学部を卒業し、82年東京地裁判事補に任官。民事、商事、行政事件を担当する裁判官として各地の裁判所に勤務後、96年に倒産法制の改正作業を担当する参事官として法務省民事局に出向。法務省では民商事法分野の法律の制定、改正作業に従事した。法務省での最終ポストは民事局長。法制審議会で民法(債権法)改正内容の取りまとめに尽力したという。
2015年に裁判所に戻り、さいたま地裁所長、東京高裁長官などを経て、18年から最高裁判事を務めていた。TMI総合法律事務所は「豊富な裁判実務経験や法律の立案事務経験を有する深山氏を迎え、より一層充実したリーガルサービスを提供していく」としている。