今季セパ合わせて3割打者がオースティン(DeNA)、サンタナ(ヤクルト)、近藤健介(ソフトバンク)の3人しかいなかった。10年前の2014年を見てみると3割打者はセ・リーグが12人、パ・リーグが7人もいたことを考えると、かなり3割打者が少なくなっている。
15日から「各球団最後の○○」をテーマに「30本塁打」、「100打点」と振り返ってきたが、今回は“打率3割”。2016年11月24日に配信した際は「各球団最後の「打率3割3分以上」は誰だった?」という記事だったが、あれから8年。3割打者が激減し、今回は各球団の最後の3割打者を見ていきたい。
今季はセパ合わせて3割打者が3人だったとはいえ、広島(23年の西川龍馬)、オリックス(23年の頓宮裕真)、中日(22年の大島洋平)、日本ハム(22年の松本剛)と直近3年で3割打者を輩出した球団はDeNA、ヤクルト、ソフトバンクの3球団を含めると7球団ある。
20年代でみると、21年に阪神は近本光司が打率.313をマークし、西武も同年に森友哉(現オリックス)が打率.309を記録した。
ただ、巨人、ロッテ、楽天の3球団は2020年代に入ってから5シーズン終えているが、3割打者を輩出しておらず、3球団ともに最後の打率3割が2019年となっている。令和に入ってから打率3割打者をマークした選手がいないという球団はなかった。
“打高投低”で3割打者が12球団全体で減少している中で、来季は何人の選手が3割を打つことができるだろうか。
◆ 各球団最後の3割打者
▼ 巨人
.312 坂本勇人(2019年)
▼ 阪神
.313 近本光司(2021年)
▼ DeNA
.316 オースティン(2024年)
▼ 広島
.305 西川龍馬(2023年)
▼ ヤクルト
.315 サンタナ(2024年)
▼ 中日
.314 大島洋平(2022年)
▼ ソフトバンク
.314 近藤健介(2024年)
▼ 日本ハム
.347 松本剛(2022年)
▼ ロッテ
.315 荻野貴司(2019年)
▼ 楽天
.304 銀次(2019年)
▼ オリックス
.307 頓宮裕真(2023年)
▼ 西武
.309 森友哉(2021年)