FC町田ゼルビアは17日、DF鈴木準弥が横浜FCへ完全移籍加入することを発表した。
1996年1月7日生まれで現在28歳の鈴木は右サイドバック(SB)を主戦場とするプレーヤー。清水エスパルスの下部組織から早稲田大学を経て2018年にVfRアーレン(ドイツ3部)へ加入し、その後は藤枝MYFCやブラウブリッツ秋田、FC東京でプレー。2023シーズン途中に町田へ活躍の場を移し、明治安田生命J2リーグ制覇とJ1初昇格に貢献した。
在籍2年目の今シーズンは公式戦27試合に出場し1ゴール3アシストをマーク。約1年半を過ごした町田での通算成績は公式戦44試合出場2ゴール8アシストとなっている。
鈴木は新天地となる横浜FCのクラブ公式サイトで「この度、横浜FCに加入することになりました! 鈴木準弥です! 横浜FCの一員になれること、とても嬉しく、感謝しています! 横浜FCの勝利のために全力で闘います! 熱い気持ちを持ち続け、勝利にむかって成長に貪欲に取り組みます! よろしくお願いします!」とコメント。一方で、退団する町田に向けては次のように感謝の思いを綴っている。
「FC町田ゼルビアの皆さん、1年半ありがとうございました! この度、横浜FCに完全移籍することになりました。J1昇格、J2優勝、J1で3位と激動な1年半でした! 良い時、悪い時がありましたが、どんな時も前を向いてやってきました! もっともっとチームの力になりたかったですが、やりきったと思っています。FC町田ゼルビアという成長速度の速く、成長の幅が大きいチームに負けないくらい僕も成長していきたいと思います! FC町田ゼルビアの一員になれたこと、本当に心から感謝しています! FC町田ゼルビアファミリーの皆さん本当にありがとうございました!! これからも『共闘』!!」
また、町田はクラブ公式X(@FcMachidaZelvia)にて退団する鈴木へ次のようにメッセージを送っている。
「昨年の夏、強い覚悟を持ってゼルビアへの加入を決めてくれたジュンヤ。美しい放物線を描く高精度のクロス、強肩から繰り出されるロングスローに何度も私たちは興奮し、何度も救われました。今シーズン、チームとして辛い時期、ジュンヤとしてもなかなか試合に絡めず辛い時期だったと思いますが、そんな素振りは一切見せず、三輪緑山ベースのピッチではいつも声を張り上げチームを鼓舞してくれました」
「昨年のJ2月間ベストゴールに選ばれたA長崎戦での30メートル先のゴールに突き刺した直接フリーキックはゼルビア史にも残るスーパーゴール。ゼルビアのJ1の歴史もジュンヤのゴールから始まりました。ジュンヤ、1年半共に闘ってくれてありがとう。また、天空の城で会いましょう! 横浜FCの皆さん、よろしくお願いいたします」