1975年に放送開始した『秘密戦隊ゴレンジャー』から始まったスーパー戦隊シリーズが、2025年に50周年を迎える。スーパー戦隊シリーズ第1作目である『秘密戦隊ゴレンジャー』は、1975年4月5日に午後7時30分〜午後8時の30分のテレビ番組として放送開始した。これまで1人で登場することが多かった変身ヒーロー作品において、個性の違う5人のヒーローが、赤、青、黄、桃、緑とそれぞれ違う色のスーツを身にまとい、「戦隊」という5色のチームとして、巨大な悪の組織と戦うという設定が話題となり、子どもたちの間で大人気に。最高視聴率は22%、放映話数も全84話と、約2年間にわたる異例の長期放送となった。
【動画】スーパー戦隊シリーズ50周年カウントダウンPV 以降シリーズはこの人気を受け、2作目、3作目と作品を重ねるごとに、「仲間と共に困難に立ち向かう、子どもたちの国民的チームヒーロー」として認知され、いつしか「戦隊もの」や「戦隊ヒーロー」という、今や誰もがイメージできるチームヒーローの代名詞的な言葉まで生まれ、現在放送中の最新作『爆上戦隊ブンブンジャー』まで、常に進化を続けている。
多くのファンに支えられ、昭和・平成・令和と半世紀にわたり愛されてきたシリーズだが、どの時代でも、異なる「色=個性」が集まり、時に楽しく、時にぶつかりながらもお互いを認め合い、勇気を出して共に大きな困難に立ち向かっていく物語の中で、「人が人と共に前に向かい生きる姿」が描かれてきた。その姿は、カッコいいアクションやロボやマシン、子どもたちへの応援歌のようなヒーローソングとともに、その時代を生きる子どもたちや一緒に観ている大人たちに、常に新しい夢や勇気を届け続けている。
そんな中、50周年を記念したスーパー戦隊50周年カウントダウンPV、 スーパー戦隊50周年ロゴが解禁となった。解禁されたPVでは、『秘密戦隊ゴレンジャー』が放映開始された1975年を彷彿(ほうふつ)とさせるブラウン管テレビが映し出され、「50」からカウントダウンがスタート。スーパー戦隊歴代のヒーローたちが次々に映し出され、ブラウン管からハイビジョンへ時代の移り変わりを感じながら進んでいく。そしてカウントダウンが、いよいよ1となった時、モニターの裏側から「1」をぶった斬るヒーローのシルエットが。「50年目にして、No.1の戦隊」というナレーションとともに、明らかになっていくヒーローのビジュアル。瞳の残光とともに、最後に50周年を記念して作られた新たなロゴが現れ、スーパー戦隊シリーズの軌跡を振り返ることができる映像となっている。
50周年のロゴのテーマは“爆発”。スーパー戦隊50年、半世紀続いた偉大なシリーズを1つのマークで表現するために強烈なモチーフがないと通用しないと考えたどり着いたのが「爆発」だった。「スーパー戦隊とは爆発だ!!」とも言うような背景には戦隊の代名詞である5色の砲煙を背負う、ゴレンジャーともう1人のヒーローのシルエット。通称「爆発ロゴ」として、スーパー戦隊シリーズの明るさと勢いを象徴したロゴとなった。ついに迎えた50周年という記念すべき年に、火をつけるどころか爆発させる!という意味を込めている。
ここで気になるのが、映像内の最後、そして50周年ロゴ右側に配置されているヒーローのシルエット。いったいこのヒーローは何者なのか?今まで数多くのスーパー戦隊シリーズのプロデューサーを務めてきた、白倉伸一郎キャラクター戦略部担当は「全スーパー戦隊が、懸命に生きた。シリーズを継承するためでも、バトンを次に渡すためでもなく、自分自身がナンバーワンになるために。その積み重ねの50年。それでも50年目にしてナンバーワンの戦隊を宣言する」とスーパー戦隊50周年を迎え、ヒーローの今後の情報解禁についてを匂わすコメントが到着。はたして、PVの最後に登場したヒーローは一体何者なのか?
12月25日のクリスマスに、常に時代時代の子どもたちと共にあり続けてきたスーパー戦隊シリーズ50年目の“宣言”に注目だ。
■白倉伸一郎キャラクター戦略部担当コメント
「人間五十年〜」と信長は舞った。人生は短い。一瞬一瞬を懸命に生きろと。全スーパー戦隊が、懸命に生きた。シリーズを継承するためでも、バトンを次に渡すためでもなく、自分自身がナンバーワンになるために。その積み重ねの50年。それでも50年目にしてナンバーワンの戦隊を宣言する。全ての戦隊に引導を渡す。記念碑というリスペクトであると同時に、墓碑という決別でもある。
■「スーパー戦隊」シリーズとは?
1975年4月5日にテレビシリーズ第1作『秘密戦隊ゴレンジャー』からスタートし、現在放送中の第48作『爆上戦隊ブンブンジャー』まで半世紀にわたり超ロングランで展開している“国民的ヒーロー”シリーズ。2025年に50周年を迎える。異なる「色=個性」が集まり、巨大ロボやマシンを駆使し人々を脅かす敵や困難に立ち向かうヒーローとして広く認知され、「戦隊ヒーロー」という言葉は、今や誰もがイメージできるチームヒーローの代名詞的な存在になっている。
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