子ども連れで空港内を移動するのに便利なベビーカー。東京の羽田空港第1、2ターミナル(日本空港ビルデング)に新しく導入されるベビーカーには、リサイクルしたペットボトルキャップが使われている。順次更新しながら台数の拡充を目指している。
新たに導入するスーパーメイト社のベビーカーは、リサイクルされたペットボトルキャップを樹脂素材の一部に使用し、手押し部分のハンドル樹脂は、SIAA(抗菌製品技術協議会)認証の抗ウイルス・抗菌仕様。今年3月から第3ターミナルで先行導入していて、今回の第1・第2ターミナルへの導入で約670台が設置される予定だ。ちなみに空港には子どもの年齢などに合わせて使えるよう、子どもとの対面構造(スーパーメイト社製)、背面構造(コンビウィズ社製)の2種類のベビーカーが用意されている。
ターミナルでは、ペットボトルやペットボトルキャップの回収を強化。更新などで不要になったベビーカーも、鉄素材部分をリサイクルするなど、廃棄物の抑制と資源循環に努めている。