家デートに「半泣きで喜んだ」彼女が急転直下でガッカリした“余計な一言”とは?

0

2024年12月17日 16:31  日刊SPA!

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊SPA!

※写真はイメージです
街中はクリスマスムード。SNSでも具体的なデートプランからプレゼントまで、様々な“クリスマスの過ごし方”が提案されている。そこからヒントを得られるのはメリットだが、バズっている投稿は近しい人も見ている可能性が高いので、そのまま実行すると「内容が被ってしまう」こともある。
また、実際にクリスマスで過ごした内容を自分のSNSのアカウントでアップする人も多いはずだが、勝手に“他人と比べて”落ち込んでしまうこともあるのだ。今回はそんな経験のある人たちに話を聞かせてもらった。

◆「クリスマスのネタがない」と嘆く男性

「クリスマスって、一体どこに行ったら他人と被らないんでしょうか?」と、頭を抱えているのは平石喬さん(29歳・仮名)だ。

平石さんには付き合って2年半になる彼女がいる。今年は彼女と過ごす2回目のクリスマスだ。

「彼女とは結婚を考えていて、2月が誕生日なのでプロポーズはそこかな、と。でも、クリスマスを蔑ろにはできないじゃないですか。ただ、もうネタがないんですよぉ」

平石さんは高校時代からクリスマスにトラウマがあるそうだ。

「僕は田舎出身なんですが、高校生のクリスマスなんて、みんな行くところが一緒なんです(苦笑)。友達のカップルも、恋人がいない子もだいたい同じ場所でイルミネーション見て、大型ショッピングセンターのフードコートっていう。

高校生だとお金もないから選択肢がそれぐらいしかないんですけど。恥ずかしいし、なんか被るのが嫌で」

そして就職を機に上京。しばらくクリスマスの時期に彼女がいることがなかったそうだが、去年は今の彼女と久々のクリスマスを過ごし……落ち込んだのだとか。

◆テッパンのデートコースが裏目に

「たまたまかもしれないけど、恵比寿ガーデンプレイスでイルミネーションを見て、グルメサイトで人気の店にディナーで行ったんですけど、それを彼女がインスタに書いたら、全く一緒のデートコースの子がいたと(苦笑)。ちなみに、会社の後輩も同じ店でクリスマス女子会をしていたらしく……」

彼女は特に気にしていないようだが、平石さんはどうも納得がいかないようだ。

「大金持ちじゃないので、どこかを貸し切るなんて無理なのはわかるんですが、この大都会でも行くところが被るなんて信じられないというか」

今年のクリスマスは「有給取ってディズニーに行こう!」と誘ったら、「混んでるから嫌だよ」と断られたそうだ。

「彼女には『ベタなところばかりチョイスするから被るんだよ』と言われてしまったんですが、他人と被らずいい感じのデートコースって東京にあるんでしょうか?」

◆彼女は大喜びで大成功のはずが…

またデートコースが被ったわけではないのに「クリスマスを失敗した」と嘆く人もいる。

東京都在住で飲食店で働く奥田大輝さん(26歳・仮名)は「すっごい張り切ったんですけどね」と複数の写真を見せてくれた。

その写真にはケーキにチキン、シチューにカルパッチョなどのおつまみのフルコースが並べられ、テーブル周り以外もバルーンやツリーが飾られていた。

「これ僕の家なんですよ。仕事柄、料理が得意なのでフルコースとケーキまで作って、部屋中をクリスマス仕様にしたんです」

これには彼女も大満足。半泣きで喜んでくれたそうだ。

「プレゼントは前から欲しいと聞いていたキーケースをあげたので、何のサプライズもなかったけど『ピザでも取って家飲みしよう』としか言ってなかったので大成功でした」

彼女はたくさん写真を撮り「みんなに自慢しよう」と微笑んでいたようだ。

では、何が失敗だったのか?

◆勝手に“他人と比べて”失敗に

「しばらくして、僕が『友達の反応どうだった?』と聞くと、歯切れの悪い感じだったんです」

なぜか彼女は申し訳なさそうにしていたという。

「SNSを見た友達から『庶民的だね、かわいいね』と言われたそうなんです。彼女の仲良しグループの中に15歳年上のイケおじと付き合っている子がいるんですが、やっぱり15歳も上だから、クリスマスもすごかったらしくて。

嫌味なのか本音なのかわからないけど、友達から庶民的と言われて、彼女がひどく落ち込んでしまって」

イケおじのクリスマスデートは夜景を見ながら豪華ディナークルーズに、数十万円もするアクセサリーのプレゼントだったんだとか。

「彼女以外の子も同世代の彼氏と付き合っているから、そんなに豪華なことはできなかったみたいですが、なんか俺も遠隔でマウント取られた気持ちになりました」

全く失敗していなくとも、勝手に“他人と比べて”失敗と感じてしまうのは虚しいだろう。SNSでは、ある意味、可視化されるぶん、他人と比べやすくなってしまうのがデメリットでもある。

奥田さんは「イケおじに勝てるクリスマス……あるんでしょうか?」と苦笑いしていた。

<取材・文/吉沢さりぃ>

【吉沢さりぃ】
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

    ランキングライフスタイル

    前日のランキングへ

    ニュース設定