女性から「パートナーにしたい」と思われる男性の特徴。“スペックが高い”だけでは選ばれない

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2024年12月17日 16:31  日刊SPA!

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※画像はイメージです
―[ゼロ恋愛 〜経験値ゼロから学ぶ恋愛講座〜/堺屋大地]―
 こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。

 筆者はLINE公式サービスにて、年間約1000件のペースでチャット恋愛相談を受けています。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがってきました。

 2020年国勢調査によれば、日本人の「生涯未婚率」(50歳時の未婚割合)は年々上昇しており、女性は17.8%、男性に至っては28.3%にも及びます。そんななかで、恋愛がうまくいかないという方々にも筆者の知見が少しでも役に立てばなによりです。

◆“嫌われないこと最優先”だと結婚を遠ざける?

――仕事は順調で肩書きや年収は申し分なく、ルックスも悪くない。しかし、婚活がなかなかうまくいかない。マッチングアプリや結婚相談所でマッチした女性とデートしても、そこから正式交際まで発展しない。

 ……そんな悩みを抱えている婚活中男性は少なくないかもしれません。

 原因はひとつではなくさまざまあるでしょうが、筆者が多くの男女の恋愛相談・婚活相談を受けていてよく遭遇するのが、「女性から嫌われないことを最優先にして結婚を遠ざけてしまっているパターン」です。

 結論から言うと、女性から嫌われないようにという意識が強く、そこにばかり細心の注意を払っている男性は、女性から見ると「いい人だけどもの足りない」と思われてしまうケースが非常に多いのです。

 たとえば、常にやさしく接し、お願いごとやワガママをなんでもきいてあげるなどしていると、「いい人」と思ってもらえるでしょうが、女性からすると刺激が少なく、ときめかない。

「いい人」のなにがいけないんだと思うかもしれません。たしかに「いい人」ならば減点対象の要素が少ないためマイナス評価にはならないし、プラス評価にはなるでしょうが、“加点がさほど多くない”もの。

「いい人」と「どうでもいい人」は紙一重。嫌われないかわりに飛び抜けて好かれもしないというのは、実は婚活においてかなり不利な状態なのです。

◆【婚活は“1位を目指すレース”】という真理

「女性から嫌われないことを最優先にしている」という男性の多くが、気づいていない真理があります。

 それは【婚活は“1位を目指すレース”】だということ。

 ある女性の周囲には5人の結婚相手の候補男性がいたとして、当たり前ですがその女性と結婚ができるのはトップの男性だけ。2位なら好成績と思うかもしれませんが、1位になれなければ2位も5位も同じなのです。

 嫌われないことを最優先にしている男性は、マイナス評価を受けることは少ないのでビリになることはないかもしれませんが、プラス評価が飛び抜けて高くなるわけではないので、せいぜい2位が関の山。

 リスクを恐れてアグレッシブにアピールできない男性が他のライバルに差をつけて優勝するというケースは、可能性としては低いと言わざるをえません。

◆「嫌われてもいい」という覚悟を持ってアピール

 ですから婚活を成功させるために必要なのは、「嫌われてもいいから自分の個性をアピールしていくという覚悟」です。

 たとえば女性とのデート中、一般的にはちょっと変わっていると思われそうな趣味についてや、マイノリティだと思われる独特な価値観などについて熱弁したとしましょう。

 すると、そのエキセントリックさに女性がドン引きして、その女性を射止めるための婚活レースでビリになってしまうかもしれません。

 ……が! 逆に、その女性がエキセントリックな一面に強く惹かれるかもしれませんし、その女性も同じような趣味や価値観を持っているかもしれません。そうして一気にトップに躍り出るなんてこともあるでしょう。

 5人中5位になってもいいから自分の個性をアピールしようというスタンスでいると、ぶっちぎりの1位になれる可能性が出てくるというわけです。

◆差別化を図って「すごく好かれている」域へ

 ちなみに、レースに参加している5人の男性が、全員その女性から「好かれている」というケースも充分ありえます。

 ただ、恋愛感情(好意)というものは「ある」か「ない」かに二極化できるものではなく、要するに0か100かではありません。女性が男性に向ける恋愛感情の数値が、1位へは100、2位へは80、3位へは60、4位へは40、5位へは20というようなレース状況の場合もあるということです。

 要するに「好かれている」だけではダメで、「好かれている」なかでもライバルとの差別化を図って「すごく好かれている」域に達していないと、成婚に至らないということは多々あるのです。

 スペックは決して低くないのにナゼか婚活がうまくいかないという男性が、気づいていない婚活の真理――。

 それは【婚活は“1位を目指すレース”】だということ。そして「嫌われてもいいから自分の個性をアピールしていくという覚悟」が必要だということなのです。

<文/堺屋大地>

―[ゼロ恋愛 〜経験値ゼロから学ぶ恋愛講座〜/堺屋大地]―

【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi

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  • 配偶者選びは、生物学的には、自分の生存に有利なこと、後代に、種の存続に有利な遺伝子を残すことが、究極の命題。これは意外と、現代社会でも当てはまるかも。
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