JALのA350-1000、就航前の整備作業に密着 鶴丸ロゴと識別板取り付け

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2024年12月17日 18:20  TRAICY

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日本航空(JAL)の最新鋭機エアバスA350-1000型機のうち、まもなく営業投入される8号機(機体記号:JA08WJ)の就航前改修が羽田空港の格納庫で進められている。

JALは今年度中にA350-1000型機を8機体制とする計画で、10月までに6機を受領。本来の順番であれば次は7号機(JA07WJ)が導入されるが、エアバスでの組み立てスケジュールの変更に伴って8号機が先に納入されている。

8号機はエアバスの工場があるトゥールーズを現地時間12月6日午後2時17分に出発し、中央アジア上空などを経由して、日本時間7日午前11時25分に羽田空港に到着した。

就航前改修は、可動部に潤滑用のグリスを塗る「ルブリケーション」や、座席可動部の動作確認などの作業があり、A350-1000型機の場合は通常、1〜2週間程度かけて行われる。作業が公開された12月16日は、機体記号が打刻された識別板と、客室内に飾るアルミ製の鶴丸ロゴの取り付けが行われた。

識別板はL1ドア上部の取り付け場所に接着剤を塗り、四隅をネジで止めて固定。最後に表面についた指紋や汚れを拭き取って完了。鶴丸ロゴはL1ドア入口の壁面に取り付けたビスに引っ掛け、外周の4箇所にネジを締めて固定した。

8号機は就航前改修の完了後に営業投入される見通しだが、JALによると、現時点で具体的な就航日は決まっていないという。

A350-1000型機はボーイング777-300ER型機の後継となるJALの新たな国際線フラッグシップ機。客室は4クラス239席仕様で、ファーストクラスは「1-1-1」配列の6席、ビジネスクラスは「1-2-1」配列の54席、プレミアムエコノミークラス「2-4-2」配列の24席、エコノミークラスは「3-3-3」配列の155席。ファーストクラスとビジネスクラスは、JALとして初めて扉付きの個室タイプを採用している。

1月24日から東京/羽田〜ニューヨーク/ジョン・F・ケネディ線に就航し、4月17日からは2路線目の東京/羽田〜ダラス/フォートワース線に就航。10月24日から3路線目の東京/羽田〜ロンドン/ヒースロー線に隔日で投入されており、2025年1月2日以降は毎日運航に拡大される予定。

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