国立感染症研究所が12月13日に更新したインフルエンザの流行マップによると、2024年第49週(12月2〜8日)の患者報告数は4万4673人だった。前週(11月25日〜12月1日)が2万4027人だったため、約2万人の増加だ。なお、定点当たりの報告数は9.03(前週は4.86)となった。
その他の画像はこちらインフルエンザ患者の報告数
(マップは国立感染症研究所のホームページから抜粋)
●47都道府県で前週よりも増加
都道府県別での定点当たり報告数は、福岡県(20.30)、大分県(13.41)、千葉県(13.23)、長野県(12.47)、鳥取県(12.14)、広島県(12.11)、佐賀県(12.11)、鹿児島県(11.74)、愛媛県(11.42)、岐阜県(10.54)、三重県(10.35)、愛知県(10.25)、大阪府(10.05)、福島県(9.88)、埼玉県(9.74)の順。全国47都道府県で、前週の報告数よりも増加した。
定点医療機関当たり患者報告数
(グラフは東京都感染症情報センターのホームページから抜粋)
都内流行マップ・保健所別
(マップは東京都感染症情報センターのホームページから抜粋)
12月13日発行の「東京都インフルエンザ情報」では12月2〜8日の期間、インフルエンザ定点医療機関からの患者報告数が3425人となった(前週が1807人)。定点当たりは、8.19(前週は4.32/定点)だった。定点当たりの患者報告数は、都内31保健所管内のうち、島しょを除く30保健所管内で注意報レベル1.00を上回った。荒川区(17.43/定点)、中野区(12.80/定点)、池袋(10.75/定点)、多摩府中(10.61/定点)、練馬区(10.50/定点)の5保健所管内では、注意報発出の基準となる10.00を上回っている。