トップアスリート育成のための支援を行っている上月財団(上月景正理事長)は12月18日、東京都港区の財団事務局で、今年度の「上月スポーツ賞」受賞者と「上月スポーツ選手支援事業」認定者のうち9月の式典に参加できなかったスポーツクライミングの安楽宙斗選手と卓球の張本美和選手の表彰式と、バドミントンの宮崎友花選手らの認定式を行った。スポーツ賞は今年度から最高賞金が500万円に増額され、22選手の合計額は5300万円となった。支援事業は小中学生が年間90万円、高校大学生は同120万円が支給される。
パリ五輪のスポーツクライミング男子複合で銀メダルを獲得した安楽選手は「パリでは金メダルを狙っていたのに取れなかった。まだまだ未熟だけど、あの失敗をこれからの戦いに生かしたい」と話した。卓球女子団体の銀メダルメンバーとなった張本選手も「初めての五輪で成長できたけど、一番輝いている色のメダルがほしかったという気持ちもある。2028年ロサンゼルス五輪ではシングルスで戦いたい」と目標を語った。
支援事業の対象には、安楽選手と卓球の渡部民人選手、バドミントンの阿波芽衣咲選手、宮崎友花選手、フェンシングの前田将志選手の計5人が認定された。
|
|