「冬休みに入るから怖い」北九州市中学生殺傷事件から5日目 刺した男はいまも逃走中

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2024年12月18日 18:27  TBS NEWS DIG

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TBS NEWS DIG

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北九州市で中学生の男女2人が刃物のようなものを持った男に殺傷された事件から5日目です。男はいまも見つかっておらず、事件が起きた地域では影響が広がっています。

この事件は北九州市小倉南区徳力のマクドナルドで、中学3年の男女2人が店に入ってきた男に刃物のようなもので刺されたものです。

このうち、中島咲彩さん(15)が腹部を刺されて死亡し、男子生徒も致命傷になりかねない深い傷を負いました。

記者
「全学年の保護者を対象にした臨時の保護者会には、続々と人が集まってきています」

きのう夜、亡くなった中島さんの中学校で開かれた臨時の保護者説明会。

説明会に参加した保護者によりますと、はじめに中島さんに1分間の黙とうを捧げました。このあと、校長が涙で声を詰まらせながら、カウンセリングなどの生徒たちの心のケアについて説明したということです。

参加した保護者
「振り向いた時に、泣いている人がいた。早く捕まったらいいなとは思います。逆にこわいなと思って、冬休みに入るから。今週中とかに犯人が捕まらなかったら、もうずっと一緒に(子どもと)いたい」

15歳の少女の未来を奪った今回の凶悪な事件。中島さんと同級生の男子生徒の2人を刃物のようなもので刺した男は、いまも逃走を続けています。

市内の学校では、けさも子どもたちに付き添う保護者の姿が多く見られました。

保護者
「歩いていける距離だからこっちに(犯人が)いるのかなとも思ったり。(通学は)1人では無理だなと思う」

北九州市小倉北区にある公園。けさ、人の姿はほとんどありませんでした。

利用者によりますと、毎日、子どもたちなどでにぎわいますが、事件のあと、訪れる人は大きく減ったということです。

利用者の男性
「夕方になったら、だいたいあの辺に子どもたちが2、30人いる。子どもたちがかわいそう、遊べないから」

こうした状況を受けて北九州市の武内市長がきょう午後、緊急の対策を発表しました。

北九州市 武内和久市長
「市の職員の地域の顔なじみ、人間関係のある地域で子どもたちの登下校を見守るパトロールに参加したいと考えている」

市ではあすからしばらくの間、職員およそ1000人を動員し、子どもたちの登下校の際に見守り活動などを行うことを決めました。

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