アビスパ福岡は18日、鹿島アントラーズからMF名古新太郎が完全移籍加入することを発表した。
1996年4月17日生まれで現在28歳の名古は中盤の攻撃的ポジションを主戦場とするプレーヤー。静岡学園高校から順天堂大学を経て、2019年に鹿島へ入団しプロキャリアをスタートさせた。湘南ベルマーレへの期限付き移籍を経験しつつ、鹿島では公式戦通算103試合に出場し、7ゴール13アシストをマーク。今シーズンは明治安田J1リーグで36試合出場5ゴール9アシストという成績を残したほか、YBCルヴァンカップで1試合、天皇杯で4試合に出場した。
名古は新天地となる福岡のクラブ公式サイトで次のように意気込みを示している。
「鹿島アントラーズから移籍してきました、名古新太郎です。アビスパ福岡という、魅力があり可能性に満ち溢れているチームでプレーできることを嬉しく思いますし、ワクワクしています。チームの目標達成、そしてタイトルをとるため、1試合1試合自分の力を全て出し、戦います。ともに戦い、成長し続けましょう。よろしくお願いします!!」
また、退団する鹿島のクラブ公式サイトでは次のように感謝の思いを綴っている。
「このたび、アビスパ福岡に移籍することを決断しました。ここでは書き表せないほど、本当にたくさんの思いがあります。タイトルをとるため、目の前の試合に勝つために日々の練習から自分のすべてを捧げて戦ってきました。鹿島アントラーズのエンブレムを背負う責任は常に感じてましたし、自分に言い聞かせていました。このクラブで培ったものを、ピッチ内外でこれからも生かしていきます」
「そして、アントラーズに関わるすべての皆様には感謝してもしきれません。皆様とタイトルをとれなかったことは、僕の実力不足以外の何ものでもありません。本当に申し訳なく思っています。しかし、カシマスタジアムで素晴らしいサポーターとともに戦い、熱い声援で背中を後押ししてくれたことは決して忘れません。僕は次のステップに進みます。一回り二回り、さらに成長して強くなって、その姿を皆様に見てもらえるよう頑張ります。本当にありがとうございました」