サッポロHD社長に時松氏=ビールも兼任―来年3月

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2024年12月18日 19:02  時事通信社

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時事通信社

社長昇格が決まり、記者会見するサッポロホールディングスの時松浩常務グループ執行役員=18日午後、東京都千代田区
 サッポロホールディングス(HD)は18日、時松浩常務グループ執行役員(62)が社長に昇格する人事を発表した。同社の社長交代は約8年ぶりで、時松氏は中核子会社サッポロビールの社長も兼務する。HDとビールの社長兼任は初めて。本業の酒類事業を中心にグループの収益力強化を目指す。

 尾賀真城HD社長(66)は特別顧問に退き、ビールは野瀬裕之社長(61)が会長に就く。いずれも2025年3月の株主総会を経て就任する。

 時松氏は主力ビール「黒ラベル」の販売拡大に取り組んだほか、食品飲料や不動産の各事業も経験した。記者会見で、時松氏は「酒類事業を成長させるため、グループの事業の枠を超えて一体感を持つことが最も重要だ」と強調した。

 時松 浩氏(ときまつ・ひろし)慶大商卒。84年江崎グリコ入社、91年サッポロビール(現サッポロHD)に入り、19年3月サッポロ不動産開発社長兼サッポロHD常務グループ執行役員、23年1月ポッカサッポロフード&ビバレッジ社長。大分県出身。 

握手するサッポロホールディングスの尾賀真城社長(左)と次期社長の時松浩常務グループ執行役員=18日午後、東京都千代田区
握手するサッポロホールディングスの尾賀真城社長(左)と次期社長の時松浩常務グループ執行役員=18日午後、東京都千代田区
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