『ONE Friday Fights 92』に参戦するKANA (C)ORICON NewS inc. 現地時間12月20日にタイ・ルンピニースタジアムで行われる格闘技『ONE Friday Fights 92』に、日本人ファイターの野杁正明、KANA、吉成士門の3人が参戦する。ORICON NEWSはバンコクに飛び、今年を締めくくる日本人の熱き戦いを現地からレポートする(大会はU-NEXT会員は見放題生配信)。
【動画】KANAが野杁正明にプレッシャーをかけてONE初勝利宣言【ONE】 大会2日前のメディアデーには、3人の個別インタビューを実施。2番手は今回がONE 初参戦となる初代K-1 WORLD GP女子フライ級王者のKANA。1年ぶりの復帰戦にして、対戦を長年熱望していたアニッサ・メクセンとの試合に向けて、静かに闘志をみなぎらせた。
――試合に向けてどのようなスケジュールで準備を進めましたか?
【KANA】2ヶ月前からタイで練習を始めて、公開練習のために1度日本に帰国し、また試合の3週間前からまたタイに戻って調整しました。
――練習をしているタイでの試合はホームのように感じますか?
【KANA】そんなことはなくて全てが初めての感覚です。ただ、気候やコンディションには対応できていると思います。
――ONE初参戦に向けた心境は?
【KANA】試合自体が1年ぶりですし、ONEでのいろんなことが全部初めて新鮮です。試合に向けては不安と楽しみが半々で、新人のようなフレッシュな気持ちで臨んでいます。
――ONEのルールや判定基準、ハイドレーションテストへの準備はやってきた?
【KANA】自分のスタイルを変えることは特にありませんが、ラウンドの使い方や作戦を意識しました。試合が始まってみないとわからない部分も多いですが、初めてのリングでも自分の準備を実行できれば、勝利につながると思っています。1年ぶりの試合で前回は負けていますが復帰戦という感じはまったくなく、今回がデビュー戦という気持ちです。
――対戦相手のアニッサ・メクセン選手は、これまで100試合以上を戦っているレジェンドファイターで、いきなりONEの初戦で最高の相手を用意してもらったという感じでしょうか?
【KANA】そうですね、K-1時代からずっとアニッサと戦いたいと言っていて、ONEのデビュー戦が誰になるかと考えていたら、チャトリCEOがアニッサとマッチアップしてくれて、本当に最高のデビュー戦の相手になりました。
――アニッサ選手は100戦以上のキャリアで、一度もダウンしたことがないです。最初のダウンを奪うつもりですよね?
【KANA】アニッサを倒せるのは自分だと思っているので、しっかり1回でもダウンを奪って、明確な形で勝ちたいです。自分のプランではいくつか倒せる技はあります。もちろん相手も倒しにくるので、臨機応変に戦っていきたいなと思っています。イメージはいくつも持ってきたので、いよいよ試合が2日後に迫ってきて楽しみです。
――同じ大会には野杁正明選手も出場します。
【KANA】心強さというより、自分が勝つことで良い流れを作りたいです。私が3試合目、野杁くんが4試合目なので、勝利のバトンをつないで次に進んでいきたいと思います。私が衝撃的な試合をして、緊張しない野杁くんを緊張させたい(笑)。
――来年3月にはONE日本大会も発表されました。アニッサに勝って日本大会の出場も視野に入れていますか?
【KANA】自分は特に日本でやりたいこだわりはなくて、日本のファンの方は会場に見に来てくれると思うんですけど、自分は準備された場所で準備された相手とやるだけなので、目の前の試合、求められる舞台で戦っていきます。
――最後に応援してくれているファンの皆さんにメッセージをお願いします!
【KANA】日本からいつも応援ありがとうございます。ONEデビュー線でしっかり全力を尽くして、思い切り戦って、勝ちを日本に届けたいと思いますので、U-NEXTからの応援ぜひよろしくお願いいたします!
●『ONE Friday Fights 92』主な対戦カード
・第12試合 フェザー級ムエタイ
シッティチャイ・シッソンピーノン vs. シャドウ・シンハ・マウイン
・第11試合 キャッチウェイト(72.1キロ)キックボクシング
マラット・グレゴリアン vs. アブデラリ・ザヒディ
・第4試合 フェザー級キックボクシング
リウ・メンヤン vs. 野杁正明
・第3試合 アトム級キックボクシング
アニッサ・メクセン vs. KANA
・第2試合 キャッチウェイト(60.9キロ)ムエタイ
リッティデット・ソー・ソンマイ vs. 吉成士門
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