重賞3勝ベテランが有馬記念の歴史変えるか 史上最年長制覇に挑戦

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2024年12月19日 07:00  netkeiba

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アルゼンチン共和国杯を制したハヤヤッコ(今年11月撮影、ユーザー提供:淳。さん)
 ともに重賞3勝のハヤヤッコ(牡8、美浦・国枝栄厩舎)とカラテ(牡8、栗東・音無秀孝厩舎)が、有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)の最年長制覇を狙う。

 今年で69回目を迎える有馬記念だが、最年長制覇は70年のスピードシンボリの7歳。8歳以上は一度も勝ったことがなく、グレード制が導入された84年以降に限ると10頭が走り、09年のエアシェイディの3着が最高着順となっている。

 しかし、今年は18年のスマートレイアー(13着)以来、6年ぶりに8歳馬が参戦する。とりわけ注目が集まるのは白毛のハヤヤッコで間違いない。一昨年の函館記念を制して以降、善戦はしても勝利が遠かったが、前走のアルゼンチン共和国杯でついに3つ目の重賞タイトルを獲得した。それもトップハンデの58.5kgを背負い、自身初となるGII制覇だから値打ちあり。今回はかなり相手が強くなるので楽ではないが、上がりのかかる展開になれば上位争いに食い込んでも驚けない。

 もう1頭はカラテだ。昨年の新潟大賞典で重賞3勝目を挙げたが、その後の9戦は全て6着以下と厳しいレースが続く。また登録段階では除外対象で、出走した際には見せ場をつくりたいところだ。

 年少馬に対してベテランの意地を見せられるか、力走にエールを送りたい。

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