アメリカ国防総省は、中国が保有する運用可能な核弾頭が去年から100発ほど増えて、600発を超えたとする報告書を発表しました。
アメリカ国防総省は報告書の中で、中国が持つ運用可能な核弾頭がおよそ4年間で3倍近く増加したとしています。今後も戦力の増強が続くとしていて、2030年までに現在の600発超から1000発を超える水準になると分析しています。
また、中国とロシアとの関係について、強固であり、さらに深まっていると指摘。ロシアのウクライナ侵攻を経済面や軍事技術面で中国が支えているとして、戦闘活動から得た知見を自国の強化に活用していると警戒感を示しました。
台湾海峡情勢についても、中国が近海で大規模な軍事演習を実施するなど、台湾への軍事的、政治的な圧力を強めていると指摘しています。
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