ヘルシーな印象の強い蕎麦ですが、逆に太りやすい食べ方をしていませんか?
栄養士・ヘルシー料理研究家の筆者が、蕎麦のダイエットに逆効果な食べ方と、うれしい痩せる働きが高まる食べ方をご紹介します。
■そばが身体に良い理由
蕎麦の原料である蕎麦粉には、美容や健康に良い成分が豊富に含まれています。
有名なものには「ルチン」があり、高い抗酸化作用で知られています。
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ほかにも、糖質や脂質の代謝をサポートするビタミンB1やB2は精白米の約5倍、小麦粉の約3倍。脂肪燃焼を助け、代謝アップに関与するマグネシウムは、精白米の約8倍、小麦粉の約10倍の含有量を誇ります。
ダイエット中の主食としても最適といえるでしょう。
■ダイエットから遠ざかる蕎麦の食べ方4つ
ダイエットにもアンチエイジングにも積極的に取り入れたい蕎麦ですが、食べ方を誤ると逆効果になってしまうこともあります。
ダイエットでは避けたい食べ方と、改善のポイントをおさえておきましょう。
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(1)天ぷら蕎麦にする
定番人気の天ぷら蕎麦は、野菜やタンパク源となる食品がプラスされる点は良いのですが、揚げ油のカロリーの分で高カロリーになりがちです。
添えるなら天ぷらではなく、山菜や海藻など、油分や糖分が添加されていないトッピングを選ぶようにしましょう。
(2)肉蕎麦にする
肉蕎麦は、蕎麦だけだと不足しがちなタンパク質が補給できますが、脂が多い豚バラ肉が多く使われています。
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調理の際には、脂の少ない赤身の肉を使うとカロリーも脂質もオフし、たんぱく質の摂取量をアップすることができます。
(3)蕎麦粉の割合が低い
蕎麦は、小麦粉と蕎麦粉で作っていることがほとんどですが、蕎麦粉の割合が低いものでは、うどん等の他の麺類と大差がありません。
パッケージを確認して、なるべく蕎麦粉の割合の高いものを選ぶようにすると、蕎麦の栄養をしっかり摂取することができます。
(4)蕎麦を単品で食べる
ざる蕎麦は確かにカロリーも抑えられ、一見とてもヘルシーに見えます。
しかし、単品ですと栄養が糖質に偏り、脂肪燃焼に欠かせないたんぱく質も十分に摂取できません。
お浸しなどの野菜を使った小鉢や冷奴などをプラスすると、痩せやすい身体づくりに必要な栄養のバランスが整います。
年末には年越しそばとしても食べる方も多い蕎麦。主食の中では頭一つ抜けてダイエットをサポートする成分に優れているので、年末だけでなく、普段から意識的に食べてみましょう。
(栄養士・ヘルシー料理研究家 fumie)