【大掃除の時は注意】意外と知らない脚立の使い方、間違えると大事故に…危険な使い方は?

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2024年12月19日 17:10  まいどなニュース

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脚立の天板に乗ってはダメ!※画像はイメージです(Krakenimages.com/stock.adobe.com)

高い場所にあるものを取る際に便利な「脚立」。使用時は、「ただ数段ステップをのぼるだけ」と軽く考えがちですが、使い方を間違えると事故につながってしまう場合もあるのだそう。カインズ公式「となりのカインズさん」の公式Xアカウント(@cainz_san)が、「脚立使用時のNG行動」を解説しています。

【写真】こんな使い方は危険ですよ!

脚立を使うときは、「天板」に乗らない座らない!

厚生労働省のサイトによると、平成23〜27年度の5年間の平均で毎年約30人弱の労働者が脚立やはしご、作業台からの墜落・転落により亡くなっているとのこと。また、脚立が原因で骨折するというケースも少なくないため、「必ず墜落時保護用のヘルメットを着用して下さい」と注意を呼びかけています。誤った使用方法は以下の通り。

▽天板に乗る
ぐらつきやすく、バランスが崩れて危険なので絶対に立たないでください。必ず「踏ざん(足を掛けて踏むところ)」に立ちましょう。高さが2m以上の場合は、上から3段目以下に乗りましょう。高さが80cm以下で天板の幅が広い「踏み台」や一部の脚立は、天板に乗ってもOK。

▽天板に座る・脚立にまたがる
脚立は昇降面の左右方向に転倒しやすいつくり。座ったり、またがったりしていると、バランスを崩して倒れたときに体勢を戻すことができません。使用時は必ず昇降面に体を向き合わせて立ち、天板や踏ざんに体を当てて安定させた状態で作業しましょう。

▽上向きで作業をする
脚立に立ちながら上向きで作業をすると、バランス感覚を失いやすく、転倒や転落の危険があります。安定した体勢で作業ができる高さの脚立を選び、上から3段目の踏ざんに立つようにしましょう。体を預ける面積が増えるため、安定しやすくなります。

▽身を乗り出して作業する
左右に大きく身を乗り出して作業するのも、脚立が左右に倒れてしまいやすく危険。体の中心を天板や踏ざんに当てて安定した体勢をつくったうえで、無理なく手が届く範囲で作業し、手が届きにくい場合は脚立の位置を動かして作業しましょう。

▽開き留めをロックしないまま使う
すべての脚立のサイドについている、「開き留め金具」。これを止めないで脚立にのぼると、必要以上に脚立が開いてバランスを崩してしまう可能性があります。必ず、左右の開き留め金具をロックし、ゆるみがない状態まで脚を開いてから使いましょう。

▽はしごの裏面を使う
脚立は折りたたまずに伸ばすことで、はしごとして使うことができるものもあります。このとき、はしごが裏面になっていると、はしごの下部の滑り止めや踏ざんの向きが本来とは逆となり、不安定で危険な状態に。はしごの下部が床と密着していることを確認し、作業面に対して75度程度に立てかけて、しっかりと固定させてから使いましょう。

▽出典
・カインズ公式「となりのカインズさん」 公式X/【大事なこと】脚立の使い方を間違えると事故につながります
・カインズ公式「となりのカインズさん」 公式/脚立の使い方、間違えると死ぬ。正しい使い方と選び方をトップメーカーが解説
・厚生労働省 公式/はしごや脚立からの 墜落・転落災害をなくしましょう!

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