カジノを含む統合型リゾート(IR)事業を巡る汚職事件で、収賄と組織犯罪処罰法違反(証人等買収)の罪に問われ、上告が棄却された元衆院議員秋元司被告(53)が19日、東京都内で記者会見し、「この国の司法制度は何なのか。怒りを覚える」と述べた。
秋元被告は一、二審の実刑判決が確定することについて「受け入れていく」としつつ、「無実の罪を着せられる。こんなことはあってはならない」と不満をあらわにした。
「客観証拠よりも供述を優先する日本の司法制度は是正しないといけない」と強調。「事件の裏側にあるのは何か。私の命の炎が消えるまで追及する」「体はいずれ拘束されるだろう。しかし、魂までは持って行かせない」などとも語った。