カジノを含むIR=統合型リゾート施設をめぐる汚職事件で、収賄などの罪に問われた元衆院議員・秋元司被告の上告を最高裁判所が退けたことを受けて、秋元被告が記者会見を開きました。
秋元司被告(53)は衆院議員だった当時、日本のカジノ事業に参入しようとしていた中国企業の元顧問らから、総額およそ760万円相当の賄賂を受け取った罪などに問われていて、懲役4年の実刑判決を受けています。
秋元被告側が上告していましたが、最高裁はおととい、これを退ける決定をしました。
秋元被告はきょう、都内で記者会見を開き、「到底、納得できない」「無実の罪をきせられる。こんなことはあってはならない」と涙ながらに訴えました。
今後の政治活動については「私と同じような人を出してはいけない」「司法制度を変えていくことが公正な社会につながる」と述べ、続ける考えを示しました。
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秋元被告側は最高裁に異議申し立てをするとしています。