JR・グリーン車の停車駅がある都道府県を可視化したマップが話題 なぜ奈良、三重が該当しないのか?

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2024年12月20日 10:40  まいどなニュース

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年末年始の移動にグリーン車を使う方も多いのでは?

年末年始の旅行や帰省に鉄道を利用する方は多いと思う。

【写真】グリーン車が停まらない都道府県は3つ

そんな中、SNSで話題になっているのはJRのグリーン車の停車駅がある都道府県を可視化したマップ。件のマップ紹介したのはジオグラフィック航空アナリストのいつかいちくんさん(@itsukaichi_engi)。

マップによるとグリーン車の停車駅がないのは沖縄、奈良、三重の3県。鉄道が走っていない沖縄はともかく、奈良、三重が該当しないのはなぜだろうか。いつかいちくんさんにお話を聞いた。

−−このテーマに興味を持ったのはなぜ?

いつかいちくん:JR線は沖縄県以外、全国至るところに張り巡らされていますが、中でもグリーン車はどのようになっているか気になり調査してみました。JRの特急列車は昔に比べ減少しており、それに応じてグリーン車も減ってきているように感じたため都道府県ごとに調べてみました。

−−奈良、三重に停車駅がないことについて。

いつかいちくん:奈良県、三重県の場合、奈良・新大阪間の「まほろば」と名古屋駅始発で三重県内を経由し、和歌山県の新宮駅、紀伊勝浦駅へ至る「南紀」がありますがいずれもグリーン車の設定がありません。

ただ、両県内は近鉄の路線ネットワークが張り巡らされており、近鉄名古屋・大阪難波間の特急「ひのとり」にはグリーン車に相当する「プレミアム車両」が、特急「アーバンライナー」には「デラックス席」が設定されています。途中の津駅や大和八木駅に停車するので、座席のグレード的にはグリーン車の代わりと捉えてもいいかもしれません。

−−反響について。

いつかいちくん:「特急南紀にはないんだ」「近鉄特急は最強」など様々なコメント、反響がありました。全国的に減ってきているように思いましたが、特急以外にも首都圏では普通列車のグリーン車もあるため、まだまだ各所で健在にように思えました。

また、一部のユーザーから今年の3月のダイヤ改正時に投稿した「鉄道or飛行機で東京都まで1本で行ける都道府県」の図に似ているとのご感想をいただきました。三重と奈良の欠落が合致しており、言われてみれば確かにと感じましたね。これも近鉄の路線ネットワークの影響が強いことを意味しているかもしれません。

◇ ◇

SNSユーザー達から

「三重県奈良県にはひのとりがあるので十分!」
「近鉄の支配下だね。」
「沖縄は兎も角、三重と奈良も無いのか…逆にそれ以外は全てあると 新幹線にもあったりするから、それでかな」

など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。読者のみなさんはどのように感じただろうか。

なお今回の話題を提供してくれたいつかいちくんさんはX上で地理学や交通など幅広いテーマで可視化マップを作成・配信。

現在は「#乗り換えなしで1本シリーズ」と題して、「××県まで乗換なしで1本でいける都道府県(航空機・鉄道利用)」の可視化マップを配信中で、近日には都道府県間を何回の乗換で行けるのか可視化したビジュアル表も発表するとのこと。ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

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このニュースに関するつぶやき

  • 元々は特急「南紀」にもグリーン車が連結されていたが後に廃止された。しかも時代を追う毎に段々編成が短くなり、今ではたったの2両編成(季節により増結もある)。
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