浮気相手の“身長”を活かした隠ぺい工作とは。同棲する彼女が家に男を連れ込んでいた…

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2024年12月20日 16:01  日刊SPA!

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※画像はイメージです
 こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。
 筆者はLINE公式サービスにて、年間約1000件のペースでチャット恋愛相談を受けています。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがってきました。

 さて、今回は浮気をしていた同棲彼女のトンデモ隠蔽工作についてのエピソード。きっかけはタケルさん(仮名・28歳)が帰宅した際の、彼女への違和感だったそうです。

※この記事は本人の許可を得て掲載しています。ただし、プライバシー保護のため実際のエピソードから一部変更しています。

◆1LDKマンションに転がり込んできた彼女

 タケルさんの恋人・ヤヨイさん(仮名・23歳)はフリーター。埼玉県にある実家住まいでしたが、就活に失敗して正社員になれなかったため居づらくなり、東京都で1LDKのマンション住まいだったタケルさんの部屋に転がり込む形で同棲がスタートしたそうです。

「ヤヨイは週2、3しかバイトに入ってなくて、基本がインドアの出不精なので、だいたいいつも家でゲームしたりネトフリ観たりしてる感じでした。

 僕の仕事はITコンサル見習いでめっちゃ忙しくて、だいたい帰りが22時すぎか終電で0時すぎになるんですけど、たまに急に早く帰宅できる日があるんです。その日は珍しく定時であがれたんで18時すぎに家に着いたんですけど、僕が玄関に入ると奥のベッドルームからバタバタと慌ただしい音がして……」

 しかしベッドルームに入ると部屋にいるのはヤヨイさんのみで、誰か他に人がいる気配はなかったとのこと。

「僕が『なんかやたら物音してなかった?』と聞くと『マンガ棚を整理してた』と。確かにマンガが何十冊も床に置かれてたんですけど、それであんなにバタバタするかなっていうのは疑問でした。

 で、違和感の決定打になったのがヤヨイの顔。なんだか頬が紅潮してたし、家にいるだけなら絶対すっぴんのはずなのに、パッと見だとわからないぐらいのナチュラルメイクしてたんですよ。心なしか息も『ハァハァ』してるし、むっちゃ怪しい。これは浮気だなとピンときました」

◆バルコニーやクローゼットには誰もいない

 タケルさんは証拠を掴むため3000円ほどと安価な小型カメラを購入。ヤヨイさんに見つからないようにカムフラージュして、ベッドルームに設置しておいたんだとか。

「それから毎日、帰宅してヤヨイが寝た後にカメラの映像を確認してたんですが、1週間はとくに不審な点はありませんでした。が、また仕事のキリがよくて早めに会社を出れた日、帰宅するとまたベッドルームからドタドタと物音がしてまして……。

 でもやっぱり家の中にはヤヨイしかいない。一応、バルコニーとかクローゼットとか隠れられそうなところは一通り見て回ったんですけど、誰もいないんですよね」

◆バッチリ映っていた現場、浮気相手は?

 不審に感じつつもヤヨイさんを追求せず、彼女が寝静まるのを待って深夜にカメラチェック。すると……。

「バッチリ映ってました、浮気現場。まあ正直、男を連れ込んでるんだろうな〜とは薄々思ってたんですけど、その相手と隠蔽方法には、さすがにすごく驚きましたね(苦笑)。

 まず浮気相手は僕の友達だったんです。何度か宅飲みしてたからヤヨイとは顔見知りなんですけど、LINEは交換してなかったはず。たぶんインスタのDMとかで繋がったんでしょうね」

 ですがタケルさんが部屋に入るとヤヨイさんが1人だけ。どのような隠蔽工作がされていたのでしょうか?

「マジでビックリ映像でした。僕の部屋は3階なんですけど、その浮気相手はバルコニーから飛び降りて逃げてたんです。ただ、うちのマンション、坂の途中にある建物でバルコニーから隣接する道路までそんなにすごい高さはなかったんですよ。

 でもって、友達は身長180cm以上ある元バスケ部の運動神経いいヤツだから、バルコニーにぶら下がってから飛び降りれば、意外と無傷で着地できてたみたい。ちなみに靴は最初から部屋の中に持ち込んでいたんですけど、衝撃吸収性の高いバッシュっぽかったです(苦笑)」

◆翌朝、「今すぐ出てけ」と彼女を追い出す

 怒りをとおり越して呆れ果てたというタケルさん。一気にヤヨイさんへの愛情と友達への友情が冷めていくのを実感したとか。

「友達には深夜のうちにLINEで『理由はわかってると思うけど縁を切る。さよなら』とだけ送ってブロック。絶縁しました。ヤヨイは爆睡してたんで翌朝起きたときに、『今すぐ出てけ。理由は聞くな、言わせるな。わかるだろ?』と言って、そのまま追い出して別れました」

 とんでもない裏切り行為の被害に遭い、さぞかしショックを受けているだろうと思いきや、タケルさんは案外ひょうひょうとしていました。

「ヤヨイにはガチ恋だったから、ぐうたら生活してるのも黙認してたんですけど、大好きだった分、反動がデカすぎて、逆に未練とか一切なかったですね」とのこと。タケルさんが執着せずに、吹っ切ることができたのは不幸中の幸いかもしれません。

<文/堺屋大地>

【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi

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