年末年始の犯罪抑止に向け、警視庁は20日、東京都内の繁華街を中心に警察官約1万6000人を配置し、一斉警戒をした。緒方禎己警視総監は同日、国内最大の繁華街、新宿・歌舞伎町地区を巡視した。
緒方総監は繁華街の巡視に先立ち、売春の客待ちが問題となっている新宿区立大久保公園周辺を一斉警戒として初めて視察した。
その後、同地区を管轄する新宿署歌舞伎町交番で署員を激励。新宿署員や防犯ボランティアの学生ら約150人と共に「トー横」と呼ばれる一帯などを見て回り、「歌舞伎町地区では少年を取り巻く環境が大きく変化しており、少年の被害防止に向けた決意を新たにした」とのコメントを出した。