再審制度見直し議論へ=証拠開示の在り方論点―来春にも法制審

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2024年12月20日 21:01  時事通信社

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時事通信社

再審判決後、「袴田巌さんに無罪判決」の紙を掲げられ、笑顔を見せる姉ひで子さん(中央左)ら=9月26日、静岡市葵区
 法務省は有罪が確定した刑事裁判をやり直す再審制度について、早ければ来春に法制審議会(法相の諮問機関)で見直しの議論を始める方向で調整に入った。刑事訴訟法は再審手続きに関する規定に乏しく、審理長期化の要因になっていると批判される点を踏まえ、証拠開示の在り方などが主な論点になる見通しだ。複数の政府関係者が20日、明らかにした。

 1966年に静岡県で一家4人が殺害された事件を巡り、袴田巌さんの再審無罪が確定したことなどを受けた対応。49年1月の現行刑訴法施行後、再審に関する規定は一度も改正されておらず、実現すれば刑事司法の大きな転換になる。 

このニュースに関するつぶやき

  • 被告は交代できないから寿命がある。しかし検察官は交替できるので引き延ばして被告が死ぬのを待つことができる。まずはこの点から改正しないと。
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