<フィギュアスケート:全日本選手権>◇20日◇大阪・東和薬品RACTABドーム◇女子ショートプログラム(SP)
グランプリ(GP)ファイナル4位の樋口新葉(23=ノエビア)が、足をつりながら今季自己最高の71.05点をマークした。
序盤のダブルアクセル(2回転半)を決めると、3ルッツ−3トーループの連続ジャンプを着氷させた。しかし、そのジャンプでアクシデントが起きていた。「途中から足がつっちゃって。なかなかスピードが出せなかった感じで。ステップも、練習より全然足が動かなかった」と振り返った。
前日から右ふくらはぎをつっていた。「演技中、スピンのタイミングでつっちゃうことはよくある」と言うが、今回は「まさかの2個目のジャンプの後に来た」。足を伸ばしながら滑り、3本目の3フリップは「降りるときも膝で降りるように意識して」と、つりながらも着氷させた。
今季はGPファイナルを“練習試合”と位置づけ、今大会を“本命”としてきた。その舞台で結果を残し「やっと70点台まで持ってくることができた。全日本で今までで一番いい演技で、点数でも出してもらえたので、安心した」とほっとした表情を見せた。
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今大会は過去4回2位となったが、優勝はなし。昨季は休養から復帰し、12位だった。22日のフリーに向け「フリーはショートよりも自信を持って滑れる。今まで通り落ち着いて滑りたい」と見据えた。
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