リーベル・プレートが、リヨンに所属するアルゼンチン代表DFニコラス・タグリアフィコの獲得に関心を示しているようだ。アルゼンチンメディア『TyCスポーツ』が報じた。
左サイドバックを本職とする現在32歳のタグリアフィコは、バンフィエルドやインデペンディエンテ、アヤックスなどでもプレーしてきた。アヤックス時代には主力としてチャンピオンズリーグ準決勝進出を経験。アルゼンチン代表でも67キャップを刻んでおり、FIFAワールドカップカタール2022やコパ・アメリカ2024優勝に貢献した。
同選手は2022年夏からリヨンでプレーしている。ただ、同クラブの財政状況悪化、妻がフランスに馴染めずオランダへ移住している状況などから、退団が噂されている。
そんななか、タグリアフィコは先日に行われたFIFAクラブワールドカップ2025の抽選会を開戦する様子を自身のYouTubeチャンネルにアップ。そこで「僕は浦和のサポーター。ボカ(・ジュニアーズ)でもインテルでもなく浦和だ」、「埼玉スタジアム、いいスタジアムだね」など、浦和レッズを応援する発言を繰り返して日本でも話題となり、同クラブのサポーターからは大物選手の加入実現を期待する声も上がった。
しかしながら、浦和とFIFAクラブW杯初戦で対戦するリーベル・プレートが、タグリアフィコの獲得に向けて動き出している模様だ。まだ当事者間での具体的な交渉は行われていないものの、アルゼンチン代表経験者のDFヘルマン・ペッセージャ、DFマルコス・アクーニャ、GKフランコ・アルマーニも、タグリアフィコを熱烈にリーベルへ勧誘しているという。
一方で『TyCスポーツ』は、タグリアフィコ自身は当面の間、欧州残留を望んでいるとも伝えている。タグリアフィコは果たして、来年夏に行われるFIFAクラブW杯の舞台に立つことはあるのだろうか。
【動画】タグリアフィコ、クラブW杯の推しクラブは浦和?