織田信成、4回転は転倒も万感のフリー「全然平坦な道ではなかった」深々と一礼し最後の全日本締めくくる

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2024年12月21日 20:31  TBS NEWS DIG

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■全日本フィギュアスケート選手権2024(21日、大阪・東和薬品RACTABドーム)

男子シングルのフリースケーティング(FS)が行われ、今季限りで引退を表明している織田信成(37、大阪スケート倶楽部)が合計234.68点をマークし、総合4位で最後の全日本を終えた。

前日のショートプログラムでは「マツケンサンバ2」の軽快なリズムで観客を引き込み、4回転トウループからの連続ジャンプを決めるなど会心の演技を披露した。

大歓声で迎えられたフリーは冒頭の4回転トウループで転倒するも、続く3回転ルッツ、3回転アクセルからの連続ジャンプは着氷。後半は3回転フリップからのコンビネーションを決めるなど立て直し、雄大な曲調に乗った演技で魅了し、最後まで滑り切った。

演技後はリンクに右手をつき、スタンディングオベーションで沸く観客に手を振って応えた。リンクから上がる際は振り返って深々と頭を下げ、前日は大号泣だったキスアンドクライでは、この日は涙ではなくどこか安堵の表情に。2010年バンクーバー五輪代表のベテランが、地元大阪で最後の全日本を締めくくった。

フリーを終えた織田は「もう本当に感謝の気持ちでいっぱい」と話し、「皆さんの拍手が力になって滑り切ることができた。全然平坦な道ではなかったけど、色々な経験ができて、すごく豊かなスケート人生だった」と現役生活を振り返った。

このニュースに関するつぶやき

  • お疲れ様でした。採点ミスからの全日本選手権初制覇(仮)から20年。SPがマツケンサンバなのも総合4位で終わるのも織田選手らしい。演技内容、トラブルと泣き含め記憶に残る選手でした。
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