現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、愛知県在住71歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:71歳男性同居家族構成:本人のみ
居住地:愛知県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:600万円
現在の資産:預貯金1000万円、リスク資産0円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金40年、厚生年金40年、企業年金1年
現在受給している年金額(月額)
老齢年金(国民年金・厚生年金):約15万円(受給年齢を繰り上げ)障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金4000円(年額)
「少ないけど仕方がない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由として「現役時代に相当分しか払っていないから、少ないけど仕方がない」と語っています。
ひと月の支出は約「22万円」。年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。
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「月に40時間の軽作業のアルバイト」
年金で足りない支出については「給与と貯蓄から引き出し」て賄っているという投稿者。年金以外に「月に30から40時間、時給1100円弱の軽作業のアルバイト」の収入があるといいます。
月の年金15万円のうち、「家賃が月に5万円だから使えるのは10万円。外食を極力控えて自炊している。体を壊してからタバコを止めたし、酒もほとんど飲まないから、残りの貯金で何とか生きていけるかな」と節約と健康管理を意識しているとのことです。
「脳梗塞で寝たきりになったら……」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「自分で選んだ人生だから、悔いはない」と回答。今の生活については「心筋梗塞で心臓を触ってる(患った経験がある)けれど、元気だから問題ない。ピンピンコロリが理想だね。でも脳梗塞とかで寝たきりになったらどうするか……」と不安を吐露。
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(文:あるじゃん 編集部)