【ラグビー】「FWの京産大」辻野隼大主将「歴史を変えたい」4強の壁突破へ決意 対抗戦1位早大と準決勝

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2024年12月22日 18:43  日刊スポーツ

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大東大対京産大 前半、トライを決め喜ぶ京産大・辻野隼大(撮影・森本幸一)

<ラグビー全国大学選手権:京産大59−12大東大>◇準々決勝◇22日◇三重交通Gスポーツの杜鈴鹿サッカー・ラグビー場



関西2位の京産大が4年連続で4強に進出した。


関東リーグ優勝の大東大を攻守に圧倒。9トライを奪い、59−12と大勝した。来年1月2日の準決勝(国立競技場)は早大と対戦。阻まれ続けている「4強の壁」突破に挑む。対抗戦3位の明大は関西王者・天理大の猛追をかわし、24−21で勝利。準決勝は昨年度決勝で敗れた帝京大に雪辱するチャンスをつかんだ。


    ◇    ◇    ◇


縦へ前へ、赤と紫紺の横縞のジャージーが、力強く突進を続けた。京産大は攻守とも縦に強く、大東大を圧倒して9トライ。広瀬佳司監督(51)は「アタックもDFもプレッシャーをかけ続け、いいプレーをしてくれた。立ち上がりから主導権を握れてすごくいい試合だった」と評価した。


関西リーグでは最終節で天理大に敗れて4連覇を逃した。FW戦での完敗が勝敗に直結。全国に舞台を移して「FWの京産大」が息を吹き返した。共同主将のFB辻野隼大(4年=京都成章)は「FWが前に出てくれてバックスがスコアにつなげることができた。京産大ラグビーの自信を取り戻せた」と言った。


準決勝で対戦する早大は昨年度の準々決勝で勝利している。しかし、辻野は「昨年とは全く別のチーム。対抗戦1位に自分らはチャレンジするだけ」。京産大が阻まれ続ける全国4強の壁。辻野は「(早大戦は)すごい高い壁だが、京産大の歴史を変えたい」と決意して新たな年を迎える。

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