【フィギュア】「りくりゅう」5年ぶりV「過去の自分たちを超えられてうれしい」今季自己最高点

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2024年12月22日 19:08  日刊スポーツ

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優勝しメダルを手に笑顔を見せる三浦、木原組(撮影・前田充)

<フィギュアスケート:全日本選手権>◇最終日◇22日◇大阪・東和薬品RACTABドーム◇アイスダンス・フリーダンス(FD)



ペアでSP首位の「りくりゅう」こと三浦璃来(23)木原龍一(32)組(木下グループ)が5年ぶり2度目の優勝を飾った。ISU非公認の国内大会ながら、今季自己最高となるフリー138・17点を記録し、合計212・33点。目を見合わせ「1点でも過去の自分たちを超えられてうれしい」とうなずき合った。


2位となった今月上旬のGPファイナルでは、横並びで跳ぶ3連続ジャンプで三浦がミスをすると、その後のスロージャンプで転倒するなど、最後まで立て直すことはできなかった。この日も序盤にジャンプミスはあったものの「冷静に素に戻れた」と引きずらず。最後まで丁寧に要素を積み上げ「自信になった」と自国ファンへ成長を示した。


22年はロストバゲージ、昨年は木原の腰椎分離症の影響など不運が重なり、結成1季目に出場した19年から遠ざかっていた日本一決定戦。前回は出場1組だけの寂しい表彰台だったが、今大会は、両脇に後輩の長岡&森口組、清水&本田組と、にぎやかだった。種目の盛り上がりに「5年前は1組で写真を撮った。本当に感慨深いな」と三浦。けん引する立場の自覚を強めた。前半戦は無事完走。「全ての出来事が2人を成長させてくれた」。健康に、五輪のプレシーズンを駆け抜けている。【勝部晃多】

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