<ラグビー・リーグワン1部:BL東京28−21横浜>◇第1節◇22日◇神奈川・日産スタジアム◇観衆2万2871人
1部2連覇を目指すBL東京が、苦しみながら開幕戦白星を飾った。昨季4位の横浜に0−16から28−21と逆転勝利。主将2季目のNO8リーチ・マイケル(36)らを中心に強みのフィジカルで打開し、同点の後半30分にCTB真野泰地(27)が決勝トライを挙げた。2季ぶり優勝を狙う東京ベイは30−27でトヨタに競り勝ち、相模原は31−19で1部昇格の浦安を下した。
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気温6度と冷えた敵地。苦しい状況で、BL東京はめげなかった。21−21の後半30分、強みのFWが体を当ててゴール前に迫った。最後は防御の死角から走り込んだCTB真野が決勝トライ。2日前時点で先発だったCTBトンプソンが風邪で欠場し、控えから繰り上がった男は「体も心もタフな試合」と振り返った。
前半30分までに16点リードを許した。前半の反則は横浜の3に対して7。規律の乱れが、相手の元日本代表SO田村の3PGにつながった。7−16のハーフタイム。経験豊富なリーチらが「強いキャリーをしよう」とボールを前に運ぶ姿勢を説いた。後半5分、元ニュージーランド代表フランカーのフリゼルが突進でこじ開けてトライ。先頭で体現し、仲間が続いた。元同代表SOモウンガのかじ取りもさえ、真野は「東芝らしさを出せた」と接点で負けないプライドを示した。
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25年6月の決勝までの長丁場で、今季は追われる立場となる。出場停止となっていた日本代表ロックのディアンズらを欠く中で地力を示し、リーチは「初戦に勝ったのは非常に大きい。自信を持って前に進めるので良かった」と胸を張った。苦しい時に立ち返る武器を再確認した。【松本航】
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