プレミアリーグ第17節が22日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドとボーンマスが対戦した。
ここまで16試合を消化し、6勝4分6敗と安定感を欠いた戦いが続いているマンチェスター・ユナイテッド。先月中旬から指揮を執るルベン・アモリム監督の下でも、リーグ戦では2勝1分2敗と星は五分だが、前節は敵地でマンチェスター・シティを撃破。ダービーを白星で飾り、3試合ぶりに勝利を手にした。今節ホームに迎えるのは暫定8位ボーンマス。ここまでアーセナルやマンチェスター・シティ、トッテナムらを撃破しており、直近は4戦無敗を維持している。
序盤は拮抗した展開に。互いにゴール前へ迫るシーンこそ作るも、大きなチャンスはなく一進一退の攻防が続く。迎えた29分、セットプレーから試合の均衡が破れる。敵陣右サイド深くでFKを獲得したボーンマスはライアン・クリスティーが左足インスイングのクロスを供給。ディーン・ハイセンがバックヘッド気味に合わせると、このシュートがゴールに吸い込まれ先制に成功した。
ビハインドを負ったマンチェスター・ユナイテッドは攻勢を強め、41分にはディオゴ・ダロトとディアロの連携でボックス内左へ侵入。マイナスの折り返しにブルーノ・フェルナンデスが合わせたが、シュートは惜しくも枠の左へ外れた。その直後には高い位置でのボール奪取からB・フェルナンデスに決定機が訪れるも、ボックス内からのシュートはGKケパが好セーブ。44分にもB・フェルナンデスが際どいミドルシュートを放ったが、追いつくことはできずに前半が終了した。
マンチェスター・ユナイテッドはハーフタイムにレニー・ヨロ、54分にラスムス・ホイルンドとアレハンドロ・ガルナチョを投入。しかし59分、ドリブル突破を試みたジャスティン・クライファートをヌサイル・マズラウィがボックス内で倒してしまい、ボーンマスがPKを献上する。これをクライファート自ら冷静に沈めて2点差に。2分後にはエヴァニウソンのポストプレーを起点に左のダンゴ・ワッタラへ展開。突破からのマイナスの折り返しをセメンヨが押し込み、リードを3点に広げた。
苦しい展開となったマンチェスター・ユナイテッドは69分、ダロトのラストパスを受けたホイルンドが強烈なシュートを放つも、GKケパが左手指先で好セーブ。73分には左で仕掛けたB・フェルナンデスのマイナスの折り返しにディアロが合わせたが、枠を捉えることができない。その後はややオープンな展開となり、互いにシュートチャンスを作るがネットを揺らせず。試合はこのまま0−3で終了し、勝利したボーンマスは5戦無敗としている。
次節は26日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドはアウェイでウルヴァーハンプトン(ウルブス)と、ボーンマスはホームでクリスタル・パレスと対戦する。
【スコア】
マンチェスター・ユナイテッド 0−3 ボーンマス
【得点者】
0−1 29分 ディーン・ハイセン(ボーンマス)
0−2 61分 ジャスティン・クライファート(PK/ボーンマス)
0−3 63分 アントワーヌ・セメンヨ(ボーンマス)
【ハイライト動画】ボーンマスがマンUに3発完勝!