経験したくはないが、「転職、失敗した……」と愕然としたことはあるだろうか。兵庫県の40代男性は投稿を寄せ、「人生初めての短期離職を経験しました」と告白する。
今年の春、「総従業員数5000名以上」という自動車部品の大手メーカーに入社したものの、「この会社ダメだな」と幻滅し、ほどなくして辞めたようだ。一体、何があったのだろうか。(文:天音琴葉)
「改善、改善と言いつつ、小手先だけの改善」に愕然
入社してすぐに違和感を覚えた男性は「的中でした」と振り返る。まず職場で紙を多用していたことを挙げた。デジタル化されていなかったようだ。それに伴う情報共有の遅さという弊害も出ていた。大企業にもかかわらず時代に逆行している姿に、違和感があって当然だろう。
次に研修期間中のパワハラを挙げ、配属先の部署では求人情報と実際の仕事内容が「あまりにも違う」と唖然とした、と続けた。教育体制もないに等しかった。
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「教えてもらってないことでも普通に『何で知らないんですか?』と聞かれる始末。教えられても、その教えてもらう主任クラスの人が経験したことがない業務を教えられるという、教育体制。やったことない業務をどう教えれるのかと疑問が募り質問すると、舌打ちされる」
「部署間でも仲が悪く、責任の押し付け合い」
サービス残業も常態化していた。表向きには「許さない」という姿勢だったが、改善される気配はなかった。日々の業務についても「改善、改善と言いつつ、小手先だけの改善」だったとし、「中小企業より酷かったです」 と振り返った。唯一「無駄な会議、研修」が多いことには、大企業らしさを感じたようだ。
「自分の仕事領域から一歩でも出ると全く知識がなく愕然としました。部署間及び他部署同士でも仲が悪く、責任の押し付け合い、情報共有の無さが露呈していて、同じ部署でもやり方が違うなどざらでした」
批判が止まらない男性は、最後にこんな言葉で投稿を結んだ。
「ハリボテ感が凄まじく、何でこんな大会社でレベルがこんな低いんだと思い、『この会社はダメだ』と強く思い退職しました」
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有名メーカーの合弁会社とあって、入社前には長く勤められると思っていたに違いない。ハリボテだと気付き、さぞかしガッカリしたことだろう。
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