ホンダと日産が、2026年の経営統合を目指していることがJNNの取材でわかりました。新たな持ち株会社の社長はホンダが指名するなど、ホンダ主導の構図が鮮明となりました。
ホンダと日産は取締役会を終え、経営統合にむけた協議入りを決議しました。まもなく、ホンダ・日産に加え、三菱自動車の社長3人が記者会見で正式に発表します。
関係者によりますと、ホンダと日産は▼来年の6月の最終合意を目指していて、合意に至れば、▼両社は再来年の8月に上場を廃止し、持ち株会社に移行したい考えです。その際、▼持ち株会社の社長はホンダが指名し、取締役会のメンバーの過半数もホンダが決める方向で、ホンダ主導による経営統合となります。
両社は日産・ホンダのブランドは残すとしていますが、日産の関係者は「事実上のホンダへの吸収だ」と落胆を隠しませんでした。
また、ホンダと日産は主要な市場が重なっており、部品の供給網や工場の再編は避けられない情勢です。
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日産からもホンダからも経営統合には慎重な声は根強く、協議に入ったとしても成立するかは不透明な状況です。