前回からの続き。私はユリエ。仕事も順調、プライベートも順調。まわりから見たら順風満帆な生活に見えるでしょうが、私にはひとつだけ秘密が……。実は彼氏ガクは既婚者で、私たちはいわゆる「不倫の関係」なのです。しかし彼はイケメンで優しく、話も合うし、私との時間を大切にしてくれています。泊まりで旅行をすることだって珍しくありません。いつしか、「彼との関係をもっと進展させたい」と思い始めた私。月日を重ねれば重ねるほど、恋人でなく夫婦になりたいという思いが強くなります。
そうか、その手があったか。なかなか離婚とならないのなら、子どもをつくってしまえばいいのです。
しかしその後子宝には恵まれず……数年の時が流れました。
そこで私が思いついたのは姪っ子のルミちゃん。ルミちゃんを連れて行けば、家族のような気持ちが簡単に味わえるではありませんか。
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私は順序だてて事細かに話しました。するとガクの顔色がサッと変わります。
「えっ……不倫旅行に姪っ子を連れてくって、何考えてるの?」
「しかもこの関係が家族に知られてるなんて……信じられない、もう会うのやめよう」
まさに理想の人だった既婚者のガクと付き合っていた私。
夢のような時間だったのに、私は「ガクと夫婦になりたい」と先を望みすぎてしまいました。
そして欲にのまれた私は、まわりを巻き込んでたくさんのものを失い、ついにはガクにまで去っていかれてしまいました。
姪っ子まで利用するだなんて、どうしてあんな非常識なことを考えてしまったのか、今となっては私にもわかりません。
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私はこれからどのように生きていけばいいのでしょうか……。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・んぎまむ