前回からの続き。私（リョウコ、50代）は実家で夫（ケン、50代）と実母（ヒロミ、70代後半）との3人暮らしです。娘と息子は自立して家を出ており、父は数年前に亡くなっています。近年、母が足を悪くし世話が必要になりました。加齢のためか、穏やかだった母の性格が変わり、頑固でキレやすくなってきたので戸惑っています。
弟家族（弟：カズトシ50代、弟の妻：マキ40代）が車で30分ほどの場所に住んでいますが、たまに訪ねてくる程度で、基本的に実家のことにはノータッチです。
子育てが終わったと思ったら、同居の実母の足が悪くなり世話が必要になりました。子育て時期は、母には本当にお世話になったし、私にできることはしないととは思うものの、キレやすく頑固になった母の扱いはなかなか難しいです。娘なので遠慮がないのか、普段からまるで召使いのような扱いを受けています。それに、最近の母は、自分に都合が悪くなると聞こえないフリをするか、かんしゃくを起こすかのどちらかです。
私だってもう50代。ムリはきかないし勘弁してほしいです。そんななか母がお風呂で転んで、顔を打ってしまいます。すごいアザになっていたので、病院へ行こうと言っても聞く耳を持ちません。なぜなら母は昔から病院が嫌い。ムリやり連れていくわけにいきません。夫と母は昔からソリが合わないため、夫は母に無関心です。本人が頑なに「行かない」と言う以上、いまはもう様子を見るしかありません。
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母が転んで数日後、私の留守中に弟の妻で私の義妹にあたるマキさんが訪ねてきました。あちらも子育てが落ち着いたからか、たまに訪ねてきます。弟も義妹も真面目ないい人ですが、融通がきかないところがあり、一緒にいて楽しい相手ではありません。だから今までも、つかず離れずの親戚付き合いをしてきました。
夜になって、弟から母の顔のアザについて連絡がありました。義妹から聞いたのでしょう。何も事情を知らないのに、エラそうにいろいろ言ってきて腹が立ちます。あげくの果てには……弟はその翌日、母を勝手に病院へ連れていってしまいます。母も母です。昔から弟を可愛がっています。それに男の言うことは聞くものだという考えがあるので、弟の言うことは素直に聞くのです。私にはあれこれグチを言うのに、弟の前では遠慮するのはいつものこと。そして弟は「母さんをうちで引き取る」とまで言い出したのです。
弟夫婦が母を心配する気持ちにウソはないだろうから、弟夫婦の言うことも理解できます。
でも月一回程度しか来ない弟夫婦に上から目線であれこれ言われたくありません。
慈愛に満ちた声がけは不要なので、母のお世話に手を貸してほしいものです。
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月に一回しか来ない弟夫婦に軽々しく母の心配だけされると、私の方がずっと支えてきたのにという気持ちが強くなってしまいます。
【第5話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・crono 編集・石井弥沙
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