北海道コンサドーレ札幌に所属するFW菅大輝がサンフレッチェ広島へ完全移籍することが決まった。24日、両クラブが発表している。
菅は1998年9月10日生まれの現在26歳。札幌の育成組織出身で、U−12、U−15、U−18と各カテゴリーを順調に踏破し、U−18在籍時の2016シーズンにトップチームデビューを飾った。翌年には正式にトップチームへ昇格。ルーキーイヤーから主力の一角として活躍を続けていたが、2024明治安田J1リーグの全日程を終えた今月7日、契約満了によりクラブを離れることが発表されていた。これまでに札幌では公式戦通算311試合出場18得点を記録。2024明治安田J1リーグでは34試合のピッチに立って1ゴールを挙げていた。
また、2019年には日本代表にも選出。東京オリンピック世代の選手が中心となって構成された同年5月のコパ・アメリカ2019で初招集されると、同年12月のEAFF E−1サッカー選手権2019で初キャップも記録。国際Aマッチ通算1試合出場1ゴールを記録している。
広島への完全移籍が決まり、菅は札幌を通してコメントを発表。「サンフレッチェ広島に移籍する事になりました!コンサドーレには、人としても選手としても成長させて頂きました。お別れは寂しいですが、必ず成長した姿を見せます!!1年で、J1復帰を願ってますし、再来年ドームでお会い出来るのを楽しみにしています。本当に本当に幸せの時間をありがとうございました!!」と、自身が生まれ育った北海道で、小学4年生の頃から在籍したクラブに別れを告げた。
一方で、新天地となる広島を通しては、「初めまして!北海道コンサドーレ札幌からきました、菅大輝です!サンフレッチェ広島という、素晴らしいクラブに加入できることを嬉しく思います!目標達成に貢献できるよう、頑張ります!!これからよろしくお願いします!」と意気込みを明かしている。
2024明治安田J1リーグにおいて、広島は最後まで優勝争いに加わりつつも、最終的には2位でシーズンを終えた。来季は10年ぶりのJ1制覇をめざす。一方、札幌は19位でシーズンを終え、9年ぶりのJ2降格となっていた。
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